福井ブランド大使マイページにログインする

文字サイズの変更 小中大

English


ふくいブランド > 健康長寿ふくい「福井の食」

食

御食国若狭から都へつづく鯖の道。

鯖街道地図

 古くから若狭は大陸文化の玄関口として栄えていました。奈良・京都から日本海側で一番近い湾がある若さを通して、様々な大陸文化が伝えられたのです。例えば、日本に初めて象が上陸したのも、若狭の小浜だったという資料が残されています。
 また、若狭は神に供え天皇に捧げる食物である「御贄(みにえ)」を供給する『御食国(みけつくに)』でもありました。若狭湾で水揚げされた魚介類は、若狭街道を経て、朝廷のあった京や奈良の都まで運ばれていたのです。ちょうど早朝に若狭湾で水揚げされ“一塩”された海産物が、一昼夜かけて京に着くころには良いあんばいになっていたことから、この道にはいつしか『鯖街道』という名前がつけられたと言われています。
 小浜市の御食国若狭おばま食文化館では、鯖料理に関する展示をはじめ、若狭の食に関する歴史・伝統・文化に触れることができます。

健康につながる保存食の知恵。

 『へしこ』、『なれずし』、『鯖鮨』、『浜焼き鯖』・・・これらはすべて鯖を加工した若狭の名産品です。特に『焼き鯖寿司』は、空港の「空弁(そらべん)」から大人気となり、今や全国的人気を誇っています。
 昔から鯖は“生き腐れ”と言われるほど腐敗の足が早いため、保存食の技術が高まっていきました。『へしこ』はその代表的なもので、江戸時代から福井に伝わる魚のぬか漬けのこと。『へしこ』に加工することで、アミノ酸は約2倍、ペプチドは約5倍にも増加することが判明しています。もともと青魚はDHAやEPAなど多くを含み、血液をサラサラにする作用があると言われていますが、保存食として人の手を加えることで、その栄養価をさらに増幅させていたのです。
 また、『へしこ』は地元の大学教授の研究により、血圧抑制効果があることがわかっています。酒の肴やお茶漬けにしたり、またパスタなど様々な料理にも利用されている福井の伝統食『へしこ』。この『へしこ』は美味しいだけでなく、福井が誇る健康長寿の食文化なのです。

豆知識ふくい夏の風物詩「半夏生鯖」。

浜焼き鯖  脂ののった鯖を竹串に刺して、丸ごと焼き上げる若狭の伝統料理「浜焼き鯖」。福井では年間通じてこの「浜焼き鯖」を食べていますが、特に夏至から数えて11日目にあたる『半夏生(はんげしょう、または、はげっしょ)』の日には、県内各地の魚屋やスーパーで「半夏生鯖コーナー」が設けられます。これは、その昔、大野藩(現大野市)の殿様が領民に対し、夏バテ防止のために栄養満点の鯖を食べることを推奨したことが始まり。町のあちこちであがる鯖を焼く香りと煙、店先に並ぶ「浜焼き鯖」は、まさに鯖料理の本場、ふくいの夏の風物詩です。