福井の文化財

 
福井県内の文化財 埋蔵文化財 ふくい民俗芸能等群認定制度
印刷する
 

 天満神社本殿・石の間・拝殿 │ てんまんじんじゃほんでん・いしのま・はいでん │





員数 3棟
指定
種別 有形文化財 / 建造物
時代 文化8年(1811)
管理者 宗教法人 天満神社
所在地 敦賀市栄新町
指定年月日 平成28年3月25日
指定番号 福井県第418号
 

 天満神社は敦賀市栄新町に鎮座し、祭神は菅原道真を祀る。社伝によると天元3年(980)草創と伝わる古社で、近世には若狭領主の京極氏や酒井氏から厚い崇敬を受けていた。前身の社殿は昭和20年(1945)の空襲で焼失してしまい、現在の社殿は昭和35年に佐和山神社(滋賀県彦根市)の旧社殿を譲り受けたもので、元は彦根藩主の菩提寺清凉寺(滋賀県彦根市)境内の彦根藩祖井伊直政と3代直孝を祀る護国殿であった。棟札により文化4年(1807)に起工、同8年に完成したことがわかる。
 拝殿は正面3間側面2間の三間社入母屋造で、正面に千鳥破風と唐破風をつける。本殿は拝殿より一段高く、正面3間側面2間の三間社入母屋造である。拝殿と本殿の間を石の間でつなぎ、権現造の形式をとる。柱などは漆塗で、彫刻が多用され、組物やこれら彫刻は極彩色が施されている。本殿、拝殿の格天井には絵画が描かれている。
 天満神社社殿は、滋賀県彦根市の佐和山神社の社殿(前身は護国殿という霊廟建築)を移築したものであるが、県内では類例の少ない権現造の形式であり、県内においてこのように装飾豊かな社殿の遺構は少なく、かつ建築年代も明確であり、きわめて貴重な社殿である。