今から見られる伝統行事を見に行こう!【7月編】
「ふくい四季のしあわせ綴り」の中から、今回はこの7月に見られる主な「伝統行事」をいくつかご紹介します。ぜひ足を運んで体感してみてはいかがですか?
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(1)海で行う豪快な祭り「弁天祭」/7月上旬/美浜町久々子
久々子にある宗像(むなかた)神社の夏祭り。地元では「弁天さん」と呼ばれ、親しまれています。鮮やかなのぼりを立てた船に神輿(みこし)を積み、海上を巡行します。この時に、弁天を喜ばせるために船の上で男たちが力比べをし、海に落とし合う様子も見どころの一つ。力負けした方が水しぶきを上げて海へと落ちると、見物客から大きな拍手が起きます。まさに夏の海にふさわしい豪快な祭りです。
【日時】 7月上旬
【場所】 佐支(さき)神社、宗像神社(美浜町久々子)
【問い合わせ】 若狭美浜観光協会 電話0770-32-0222
【詳細URL】 http://www.wakasaji-navi.com/event_detail.php?xid=2335
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(2)障子鉾と鎌鉾が珍しい「広嶺(ひろみね)神社祇園祭」/7月中旬/小浜市千種
500年以上続くとされている広嶺神社の祇園祭。「さんよー」と威勢良い声を上げながら、大人神輿3基と子供神輿1基が集落や地域を巡行します。この祭礼の特徴は、他ではあまり見ることのない障子鉾(ほこ)や鎌鉾。竹の棒の先についた木製の鎌鉾を取り合い壊す「鎌鉾取神事」では、取った鎌は玄関先に張り付けたり神棚にお供えします。そうすることで「家内安全」や「無病息災(むびょうそくさい)」などのご利益があるとされています。
【日時】 7月中旬
【場所】 広嶺神社(小浜市千種2-3-30)
【詳細URL】 http://www1.city.obama.fukui.jp/japan_heritage/bunkazai/detail.php?id=32
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(3)本陣飾り物は見ごたえあり「金津祭」/7月中旬/あわら市春宮
金津神社の神輿と6m超えの武者人形山車3基が金津の町中を練り歩きます。もう一つの見どころは、神輿が立ち寄る各地区に飾る「本陣飾り物」。江戸時代に宿場町・金津に来た役人たちをもてなすために、町の人々が日用品を使って飾り物を作ったことが始まりといわれています。18の区が趣向を凝らして作る本陣飾り物を見ながら町中を散策するのも醍醐味です。作品の一部は祭の終了後に、金津本陣IKOSSA(イコッサ)2階の郷土資料館に展示されます。
【日時】 7月中旬
【場所】 金津神社(あわら市春宮2-14-64)
【問い合わせ】 あわら市観光協会 電話0776-78-6767
【詳細URL】 http://awara.info/cat-sightseeing/
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(4)ロマンチックな神事「氣比神宮総参祭(けひじんぐうそうまいりのまつり)」/7月22日/敦賀市曙町
氣比神宮に祭られる男神・仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)と常宮神社の女神・神功皇后(じんぐこうごう)が年に一度の“逢瀬”を楽しむ伝統行事。氣比神宮のご神体は舟神輿にのせられて市内を練り歩いた後、御座船(ござぶね)と呼ばれる船で敦賀湾を渡り、対岸にある常宮神社で神功皇后のご神体の隣に安置されて数時間を一緒に過ごします。このロマンチックな神事では、航海の安全と豊漁を祈願します。
【日時】 7月22日
【場所】 氣比神宮(敦賀市曙町11-68)
【問い合わせ】 (一社)敦賀観光協会 電話0770-22-8167
【詳細URL】 https://www.fuku-e.com/070_event/index.php?i=359
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(5)伝えられる鎮魂行事「虫送り」/7月23日/鯖江市莇生田町(あぞうだちょう)
毎年7月23日に町内の地蔵堂ほかで行われる地蔵盆と病害虫駆除の祈願が一つになった、河和田地区を代表する行事です。夕闇が迫る頃子供たちは神社境内に集まって礼拝を行い、その後松明を灯して「松明送れ、こんか虫送れ」という言葉を繰り返しながら、幻想的な炎の列を作り町内を練り歩きます。行事の由来として、 “村の入り口に館を構えた朝倉方の塚田五郎左ェ門(つかだごろうざえもん)という武将が、織田方の攻撃に遭いつまづいて転んだところを切り殺され、「この稲株のために負けたのだ。この恨みはきっとはらす。」と言い残した。それ以来、彼の魂はこんか虫(稲の害虫の呼び名)となって村人を苦しめ、村では彼の魂を鎮めて虫を追い払うために「虫送り」を行うようになった”という話が残されています。
【日時】 7月23日
【場所】 鯖江市莇生田町 町内
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(6)圧巻の足洗い「かわそさん(水無月祭)」/7月下旬/おおい町本郷
地元で「かわそさん」の愛称で親しまれる、日枝(ひえだ)神社の水無月祭。この祭は船で人や荷物を運んでいた昔、神に航海の安全を祈念したことに始まりました。2日間かけて子供神輿と大人神輿が町内を練り歩き、最後に区内で集めた厄を落とすために神輿を担いだまま海に入る「足洗い」を行います。男衆が胸近くまで海につかり、威勢よく大きな声を掛けながら歩く様子は圧巻です。
【日時】 7月下旬
【場所】 日枝神社(おおい町本郷138-15)
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(7)どっしゃどっしゃの声に合わせて盆踊り「北潟祭」/7月第4土曜と翌日曜/あわら市北潟
毎年7月末に八雲神社の例大祭「北潟祭」が行われます。氏子が安楽寺に安置している御輿を担ぎ、1日目は東区を、2日目は西区を巡行して神社に戻ります。夜には境内で、北潟古謡「どっしゃどっしゃ」に合わせて、老若男女が思い思いの姿で踊ります。「どっしゃどっしゃ」は北潟7集落の極めて狭い地域にのみ根付き、近世に流行した口説き節の浸透に耐えて伝承されてきたと考えられています。
【日時】 7月第4土曜と翌日曜
【場所】 安楽寺(あわら市北潟42-12-2)
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いかがでしたか? ぜひ足を運んで伝統行事の雰囲気を感じてみてください。
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(1)海で行う豪快な祭り「弁天祭」/7月上旬/美浜町久々子
久々子にある宗像(むなかた)神社の夏祭り。地元では「弁天さん」と呼ばれ、親しまれています。鮮やかなのぼりを立てた船に神輿(みこし)を積み、海上を巡行します。この時に、弁天を喜ばせるために船の上で男たちが力比べをし、海に落とし合う様子も見どころの一つ。力負けした方が水しぶきを上げて海へと落ちると、見物客から大きな拍手が起きます。まさに夏の海にふさわしい豪快な祭りです。
【日時】 7月上旬
【場所】 佐支(さき)神社、宗像神社(美浜町久々子)
【問い合わせ】 若狭美浜観光協会 電話0770-32-0222
【詳細URL】 http://www.wakasaji-navi.com/event_detail.php?xid=2335
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(2)障子鉾と鎌鉾が珍しい「広嶺(ひろみね)神社祇園祭」/7月中旬/小浜市千種
500年以上続くとされている広嶺神社の祇園祭。「さんよー」と威勢良い声を上げながら、大人神輿3基と子供神輿1基が集落や地域を巡行します。この祭礼の特徴は、他ではあまり見ることのない障子鉾(ほこ)や鎌鉾。竹の棒の先についた木製の鎌鉾を取り合い壊す「鎌鉾取神事」では、取った鎌は玄関先に張り付けたり神棚にお供えします。そうすることで「家内安全」や「無病息災(むびょうそくさい)」などのご利益があるとされています。
【日時】 7月中旬
【場所】 広嶺神社(小浜市千種2-3-30)
【詳細URL】 http://www1.city.obama.fukui.jp/japan_heritage/bunkazai/detail.php?id=32
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(3)本陣飾り物は見ごたえあり「金津祭」/7月中旬/あわら市春宮
金津神社の神輿と6m超えの武者人形山車3基が金津の町中を練り歩きます。もう一つの見どころは、神輿が立ち寄る各地区に飾る「本陣飾り物」。江戸時代に宿場町・金津に来た役人たちをもてなすために、町の人々が日用品を使って飾り物を作ったことが始まりといわれています。18の区が趣向を凝らして作る本陣飾り物を見ながら町中を散策するのも醍醐味です。作品の一部は祭の終了後に、金津本陣IKOSSA(イコッサ)2階の郷土資料館に展示されます。
【日時】 7月中旬
【場所】 金津神社(あわら市春宮2-14-64)
【問い合わせ】 あわら市観光協会 電話0776-78-6767
【詳細URL】 http://awara.info/cat-sightseeing/
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(4)ロマンチックな神事「氣比神宮総参祭(けひじんぐうそうまいりのまつり)」/7月22日/敦賀市曙町
氣比神宮に祭られる男神・仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)と常宮神社の女神・神功皇后(じんぐこうごう)が年に一度の“逢瀬”を楽しむ伝統行事。氣比神宮のご神体は舟神輿にのせられて市内を練り歩いた後、御座船(ござぶね)と呼ばれる船で敦賀湾を渡り、対岸にある常宮神社で神功皇后のご神体の隣に安置されて数時間を一緒に過ごします。このロマンチックな神事では、航海の安全と豊漁を祈願します。
【日時】 7月22日
【場所】 氣比神宮(敦賀市曙町11-68)
【問い合わせ】 (一社)敦賀観光協会 電話0770-22-8167
【詳細URL】 https://www.fuku-e.com/070_event/index.php?i=359
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(5)伝えられる鎮魂行事「虫送り」/7月23日/鯖江市莇生田町(あぞうだちょう)
毎年7月23日に町内の地蔵堂ほかで行われる地蔵盆と病害虫駆除の祈願が一つになった、河和田地区を代表する行事です。夕闇が迫る頃子供たちは神社境内に集まって礼拝を行い、その後松明を灯して「松明送れ、こんか虫送れ」という言葉を繰り返しながら、幻想的な炎の列を作り町内を練り歩きます。行事の由来として、 “村の入り口に館を構えた朝倉方の塚田五郎左ェ門(つかだごろうざえもん)という武将が、織田方の攻撃に遭いつまづいて転んだところを切り殺され、「この稲株のために負けたのだ。この恨みはきっとはらす。」と言い残した。それ以来、彼の魂はこんか虫(稲の害虫の呼び名)となって村人を苦しめ、村では彼の魂を鎮めて虫を追い払うために「虫送り」を行うようになった”という話が残されています。
【日時】 7月23日
【場所】 鯖江市莇生田町 町内
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(6)圧巻の足洗い「かわそさん(水無月祭)」/7月下旬/おおい町本郷
地元で「かわそさん」の愛称で親しまれる、日枝(ひえだ)神社の水無月祭。この祭は船で人や荷物を運んでいた昔、神に航海の安全を祈念したことに始まりました。2日間かけて子供神輿と大人神輿が町内を練り歩き、最後に区内で集めた厄を落とすために神輿を担いだまま海に入る「足洗い」を行います。男衆が胸近くまで海につかり、威勢よく大きな声を掛けながら歩く様子は圧巻です。
【日時】 7月下旬
【場所】 日枝神社(おおい町本郷138-15)
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(7)どっしゃどっしゃの声に合わせて盆踊り「北潟祭」/7月第4土曜と翌日曜/あわら市北潟
毎年7月末に八雲神社の例大祭「北潟祭」が行われます。氏子が安楽寺に安置している御輿を担ぎ、1日目は東区を、2日目は西区を巡行して神社に戻ります。夜には境内で、北潟古謡「どっしゃどっしゃ」に合わせて、老若男女が思い思いの姿で踊ります。「どっしゃどっしゃ」は北潟7集落の極めて狭い地域にのみ根付き、近世に流行した口説き節の浸透に耐えて伝承されてきたと考えられています。
【日時】 7月第4土曜と翌日曜
【場所】 安楽寺(あわら市北潟42-12-2)
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いかがでしたか? ぜひ足を運んで伝統行事の雰囲気を感じてみてください。
※写真は福井新聞社提供(一部除く)