人気特産品ランキング全国堂々第一位
 福井は、日本屈指のそばどころ。越前そばの特徴は「おろしそば」です。コシのしっかりした麺に、大根おろしがどっさり入ったみぞれ状の冷たいダシをかけて食べます。福井では冬でもこの冷たい「おろしそば」を食べるのが一般的です。豪快で男性的な食べ方ですが、味は繊細。口の中に広がるそばのほんのりした甘みと香り、大根おろしのピリッとした辛みが織りなす得も言われぬおいしさです。
 「越前そば」の命名は、昭和二十二年に昭和天皇が北陸を視察された時に武生市でおろしそばを食べられ、その後「あの越前のそば」と口にされたことに由来しているようです。
 郵便局のゆうパックふるさと小包便で「越前そば」は、人気特産品ランキング全国堂々第一位です。

越前そばは、福井が誇る文化です。
 福井県玄そば振興協議会の橋詰会長は、福井在来種の特徴を「小粒で粒張りがあり、製麺性に優れ、味香りが非常に良く、全国的に高く評価されている。その品質に、自信を持っている」と熱く語ります。
 また、「全国的には玄そばを機械で大量に短時間に挽くロール挽きが一般的だが、福井では石臼で挽くのが特長でこだわりを持っている。ロール挽きは玄そばをつぶして製粉するのに対し、石臼は磨る感じ。だからそば粉が繊維状になって、粘りがあるような感じになり、香りが高く、滑らかで喉越しも良くなる」と話してくれました。
 越前そばは、福井の気候風土、古の人々の知恵によって長い年月をかけて育まれた福井が誇る文化です。

福井の長寿は、そばのお陰?
 昔から「越前そばは五臓六腑のアカをとる」と言われ、そばを多くとる地域は長生きする人が多いとされてきました。そばには良質のタンパク質、豊富なビタミンBのほか、毛細血管を強化し、脳出血など出血性の病気の予防につながる働きがあるルチンという成分が含まれます。特に、福井県産のそばは相対的にルチンの含有量が多いそうです。さらにルチンはビタミンCと一緒に摂るとより働きが良くなると言われ、「おろしそば」の象徴、大根おろしにはそのビタミンCがたっぷり含まれています。越前そばには古の人々の生きる知恵が隠されているのです。
 福井県の平均寿命は、平成七年度統計によると、男性が七七・五一歳(全国平均七六・七〇歳)で全国第二位、女性が八三・六三歳(全国平均八三・二二歳)で全国十二位です。福井の長寿は、越前そばのお陰と言えるかも知れません。

福井県玄そば振興協議会
橋詰会長
    お問合せ先
福井県麺類業生活衛生同業組合 TEL0776-21-3142
 
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