
| 左から、白米、汁(豆腐、冬瓜、青味麩)、漬物、
小(芋茎(ずいき)ときゅうりと枝豆の酢の物)、平(冬瓜、結び昆布、薄揚げ) |
五観の偈
一つには功の多少を計り、彼の来処を量る。
二つには己が徳行の全欠を忖って供に応ず。
三つには心を防ぎ過を離るることは、貪等を宗とす。
四つには正に良薬を事とするは、形枯を療ぜんが為なり。
五つには成道の為の故に、今此の食を受く。
この言葉は、永平寺で参拝客が、中食体験(3,150円)の際に使われる割り箸の袋にも書かれてます。 |
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旬の食材を美味しく、感謝していただく
精進料理
感謝の気持ちを大切に美味しくいただく事が大切。
曹洞宗大本山・永平寺では「法食同輪」という考えのもと、仏道修行と同じくらい食事を大切な修行ととらえています。旬の食材をほとんど余すことなく美味しく調理し、感謝していただく。大庫院(だいくいん)という台所を仕切るのは、永平寺の中でも役職の高い「典座(てんぞ)」と呼ばれる料理長。ここからも食を重要視する姿勢が分かります。
さて、食事が全員に行きわたったらまず五つの事柄を心にえがき反省するそうです。それは五観の偈(げ)といわれ、「目前の食事の出来上がってくる経路」、「食事を受けるという供養を受けるだけの正しい行いを自分ができているか」、「常日ごろ貪りの心、怒りの心、道理をわきまえぬ心を根本に、迷い、過ちを犯さないように心がけているか」、「食事は正に良薬であり、身が痩せ衰えるのを防ぐもの」、「(仏)道を成就するために食事をいただく」というものです。
これらはまさに、今注目の「食育」につながる考え方です。
食べる人のことを思い、旬の素材を工夫を凝らして美味しく調理する。そして、食べる人は、調理してくれた人をはじめ、自分に食を与えれくれた人、自然、すべてに感謝していただく。「より良く生きる」という仏教の教えは食事ひとつにも表れています。
この精神は福井に住む人をはじめ多くの人々に受け継がれているのです。
お問い合わせ:大本山永平寺総受処 TEL.0776-63-3102 |
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