旬の美味しさ大解剖

福井梅

福井梅の梅干し
福井梅はやはり梅干しがメイン。それ以外にも各種お菓子や飲料水、梅酒など、様々な商品が開発・販売されています。
収穫の時期 6月初旬〜7月初旬
【お問合せ】
JA三方五湖 梅の里会館
TEL:0776-46-1501

肉厚の福井梅は、丁寧に手作りされた
ミネラルたっぷりの美容と健康の食材です。

福井県若狭地方の特産である「福井梅」は、近年大手コンビニエンスストアのおにぎりやお弁当などの商品に多く採用され、好評を博しています。好評の理由は何よりも美味しいことですが、その他にもいくつかあります。

 例えば、梅干し作りでは添加物は一切使用せず、梅とシソ、塩のみで作っています。そして手間のかかる土用干し(天日干し)も、丁寧に手作業で行っています。また福井梅は、他県産に比べてカルシウムやカリウムなどのミネラル量も豊富で、美容と健康を気にする現代人にとって心強い味方です。

 人気が高い福井梅ですが、その発祥は江戸時代の天保年間(1830〜1844)頃まで遡ります。福井梅生産の中心でもある西田地区(旧西田村)の2軒の家にあった梅の木から始まったといわれています。その後、明治時代に品種改良が重ねられ、梅干し用の「紅サシ」と梅酒用の「剣先(けんさき)」となりました。
 梅はご存知の通り、2月下旬〜3月上旬頃に芳しい花を咲かせ実を結び、初夏の頃から収穫が始まります。

「美味しい福井梅を作るためには、当然のことながらまずは花が咲くかどうかが重要です。花が咲くことで実がつき、収穫につながります。そのためにも収穫後は翌年の収穫に備えて肥料をしっかり与え、土壌を整える“お礼肥”を徹底しています。もちろん生産者の方への情報発信や指導、交流も行ないながら、地元を盛り上げています」

とは梅の里会館の館長である坊さん。「梅の里会館」は、福井梅生産・加工・販売の中心的存在。前述のコンビニエンスストアで使用される食材として、あるいは百貨店へのPRも、数十年前より積極的に行ってきました。そして近年、ようやくその成果が実ってきたとも話します。

 昨今の美容や健康ブームもあり、健康食品でもある梅人気はますます広がっていくはずです。福井梅も生産者の努力と関連施設の協力のもと、さらなる品質の向上や梅を活用した新商品の開発、地元を盛り上げるイベントを増やしていく予定です。ご期待ください。
梅の花
12福井梅の主産地は若狭地区。三方五湖の湖畔には多くの梅の木が見られ、2月中旬頃からは花見を兼ねたドライブコースとしても人気です。
土用干しの様子土用干し乾燥加減をチェック
収穫した梅は塩漬けされ、7月末頃から土用干しに入ります。天気の具合を見ながら、乾燥加減をチェック。晴天時には約1.5日で半面が干せるといいます。
土用干しの様子
土用干しは専用の道具を使用するものの、基本的にはすべて手作業。暑い中、梅の表面を丁寧にチェックしながらの作業が9月末頃まで続きます。その後、シソ漬けやハチミツ漬けなどの加工となります。
福井梅の生産者 渡辺直輝さん【生産者の声】
福井梅の生産者
渡辺直輝さん
梅生産者である祖父母を見て育ち、昨年より一緒に仕事をしています。福井梅は他産地と比べて皮が薄くて肌ざわりも良い。薄いから破れやすいのが難点ですが、梅を育てることは楽しく、「美味しい!」との声が励みになります。妥協することなく丁寧に作ることを心がけ、若手の一人として福井梅の産地をしっかり守っていきたいです。
【福井梅をたっぷり味わえる一品。】
くずきり、梅ドリンク
くずきり/1個300円、梅ドリンク/1本110円
福井梅使用の「梅ドリンク」は20年前からのロングセラー品。爽やかでさっぱり飽きない味で、レトロなパッケージも特徴の一つ。また「くずきり梅」は、柔らかくて程よい甘さの福井梅(紅サシ)の甘露煮が絶妙。歯ごたえの良いくずきりと梅果汁との相性も抜群。毎年3月頃〜9月半ば頃までの季節限定商品です。
お問合せ
JA三方五湖 梅の里会館
TEL/0770-46-1501