福井には大小合わせて、37の蔵元があり、それぞれのこだわりで酒造りが行われています。
米と水というシンプルな原料を使い、複雑な製造工程を経て造られる多くの銘柄があります。長い歴史を持つ福井の地酒。
そんな旨し酒の秘密を探ってみました。
米と水というシンプルな原料を使い、複雑な製造工程を経て造られる多くの銘柄があります。長い歴史を持つ福井の地酒。
そんな旨し酒の秘密を探ってみました。



良い材料と杜氏の技が決め手となる酒造り。精米・蒸し米、麹・酒母・もろみ造り、段仕込みを経て、約60日かけて新酒が誕生します。毎年、酒造りの季節になると、杜氏は蔵人を集め、蔵元へ赴き、10月からの半年間は、同じ蔵で寝食をともにしながら酒造りを行うのです。

小さいながらも受け継がれる
伝統の地酒造り。
地酒とは、その土地で造る酒やその土地だけで飲まれる酒に加えて、その地域で収穫された米と水を使って造られる酒のことを言います。地酒はその土地の風土が味わいを左右します。福井県は気候や気温、湿度などの自然条件の他、水や米といった原材料にも恵まれ、美味しい地酒を造る環境が整っています。海や山の美味しい産物が豊富な福井県は、県内はもとより、県外でも高い評価を受ける地酒の産地です。現在37の地酒を造る酒蔵がありますが、一つの県にこれだけ多くの数があるのは、全国にも珍しいことです。酒蔵一つひとつの規模は決して大きくはありませんが、蔵元自らが杜氏を行う「蔵元杜氏」という形で酒造りが行われている蔵が多いのも特徴の一つです。そして、このことが一本一本手作りするという丁寧な仕事に繋がっており、品質の高い商品ができているのです。
数多くある地酒の中から、好きな銘柄を選んで飲み比べてみるというのも、楽しみの一つです。製造方法や原材料によって分類する特定名称酒(吟醸酒、純米酒、本醸造酒)と日本酒(生酒、生貯蔵酒、樽酒)があります。ほとんどの地酒にはラベルがありますから、まずはじっくり見ることから始めてみましょう。
味わいもさまざま。人気は純米酒系!?
酒蔵によって酒の造り方、品質管理、酒質、価格などもさまざまです。甘口、辛口以外に、今では芳醇旨口と言われる地酒も多くなってきました。味わいは、土地の風土や習慣、食べ物の嗜好などのあらゆる要素により形づくられてきました。福井県は日本海に面しており、漁師町が点在しています。そんな場所では辛口の地酒が好まれ、最近では水、米、米こうじのみを原料とする純米酒系の地酒が、女性を中心に人気なのだそうです。



丹精込めて醸される銘酒は、福井の風土や人情を連想させる奥深い味わいです。
風土に恵まれた地で造られる
本物の酒が多くあります。
冒頭でも言いましたが、福井の地酒が旨い理由の一つに、酒造りに適した地であるということが上げられます。白山を始めとする山々に降り積もった雨や雪が、何十年もの歳月をかけて豊富なミネラル分を吸収しながら伏流水となります。県内には白山水系から流れる奥越の名水に始まり、九頭竜川、足羽川、日野川が流れています。また各地には名水、湧き水が数多くあり、それぞれに少しずつ性質に違いがあります。それらを県内にある37の酒造が仕込み水として使用しています。酒造りは大変な工程と努力を必要とします。“銘酒、水の如し”とは言いますが、これらの工程で、水は重要な役割を果たします。仕込みから原酒を薄める割り水など、大量の水を使用しています。幾層もの地下層を通り抜け、研ぎ澄まされた一滴一滴の水を大切に使っているから美味しいのです。
また、酒造好適米と呼ばれる五百万石や山田錦などは、酒造りには欠かすことのできない原料です。酒米の産地でもある福井県は、酒米「五百万石」の全国2位の生産量(平成20年度)を誇っており、その米は奥越などの名水が流れる地域で作られています。
最高の気候条件の中で、福井にある水や米などの素材を最大限に活かす。その上で酵母の性質や杜氏の腕があって生まれる数多くの銘酒たち。造られている酒蔵の風土や歴史を感じながら、地酒の旨さを味わうことが、一番美味しい飲み方なのではないでしょうか。

福井の地酒が飲める
イベントが開催されました!
福井にある37の酒蔵が会するイベントを定期的に開催。
2009年は春と秋に福井県で、東京でも一度実施されました。即売会もあり、大変好評でした。
2009年は春と秋に福井県で、東京でも一度実施されました。即売会もあり、大変好評でした。
- 2009年度実績 -
| ●「越前・若狭の地酒 春の新酒まつり」 【3月開催】 会場:フェニックスプラザ大ホール(福井市田原1-13-6)
春の出来立て新酒や蔵元自慢の銘柄を自由に飲み比べできます。同時に楽しいイベントも開催し、多くの来場客で賑わうイベント。 |
●「福井の地酒 味わいの会」 【10月開催】 会場:ふくい南青山291(東京都港区南青山5-4-41)
蔵元と直接語らいながらきき酒ができます。福井ならではのおつまみも登場し、リピーター続出のイベントです。 |
福井の地酒は飲み放題! 一度行けばまた参加したくなる大好評のイベントです。


春の出来立て新酒や蔵元自慢の銘柄を自由に飲み比べできます。同時に楽しいイベントも開催し、多くの来場客で賑わうイベント。
蔵元と直接語らいながらきき酒ができます。福井ならではのおつまみも登場し、リピーター続出のイベントです。