豊かな自然に囲まれ、食材にも恵まれた地域は全国各地に数多くありますが、
山・海・里の幸すべてがバランスよく豊富に揃っているのは、
福井県をおいてないのではないでしょうか。
県内各地の環境や風土など背景も含め、それぞれの幸を紹介します。
山・海・里の幸すべてがバランスよく豊富に揃っているのは、
福井県をおいてないのではないでしょうか。
県内各地の環境や風土など背景も含め、それぞれの幸を紹介します。




米どころ福井を象徴する
田園風景が美しい地域。
嶺北地方の中央辺りから西側、海沿いまでの範囲です。中央には米どころにふさわしく田園風景が広がります。西側は越前海岸で、冬の荒々しい日本海のイメージは全国的にも有名です。ちょうど嶺南との境目となる南越前町は、県内有数の豪雪地域でもあります。


1000m級の山々に囲まれ、
春と秋の気温差が特徴。
嶺北地方の東側、山間部の地域です。霊峰白山をはじめ、標高1000m以上の山稜が連なり、多くの登山家に親しまれています。
この地域は、春と秋の朝と夜の寒暖(温度)の差が大きいのが特徴で、その現象が美味しい農作物を育てるといわれています。


京の食文化を支えてきた
海の幸の宝庫。
嶺南全域を称するこの呼び名の始まりは、朝廷に食材を納めることを許された“御食国(みけつくに)若狭”と呼ばれていた時代にまでさかのぼります。そして今なお、京の食文化を支えています。
リアス式海岸で有名な若狭湾一帯は、夏は海水浴場として多くの観光客で賑わいます。


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山、里、水、空までも美しさを堪能できる。
三方を山に囲まれた奥越前地区は、その名の通り越前の国の奥に位置するところ。霊峰白山の支脈と、九頭竜川や真名川などの水をたたえている、福井県内でも特に自然に恵まれた地域です。地域内には奥越高原自然公園、岐阜県境の白山国立公園もあり、四季を通じて美しい風景を楽しむこともできます。またビギナーからスペシャリストまで、幅広い登山家に愛される山々も揃い、シーズン中には多くの観光客で賑わいます。さらに積雪量も多いことから、冬はスキー客も多く訪れます。
この他、奥越前地区の一つ、大野市は山々からの美味しい湧水が豊富なことから「水の郷百選」に、夜空が綺麗なことから「星空の街」に、それぞれ選定されています。
全国でも注目される恐竜の化石の宝庫。
住宅地が広がる大野盆地及び勝山盆地のさらに東部には白山連峰をはじめ、経ヶ岳や荒島岳など、1000m級の山々がそびえています。昭和63年(1988年)、勝山市北谷地区において1億2千万年前の肉食恐竜の化石が発見され、それ以来、周辺一帯は恐竜の化石の宝庫として全国的にも注目を集めるようになりました。
美味しさを左右する、寒暖の差の大きさ。
春と秋では、山間部特有の朝夜の寒暖(温度)の差が大きいのが特徴です。それが様々な農作物の美味しさにつながっています。冬は県内有数の豪雪地帯として、毎年1mを超える降雪量となります。これについても、雪の下でじっくり春を待つ野菜などにとっては、甘く、時にはほろ苦い独特の味にさせる効果があります。


福井県農業試験場 場長 大ア隆幾さん
福井県民の勤勉さと自然を生かせる力も大きな要素。
全国の様々な農作物の中で、福井県産が美味しい理由は、“人”にあると思います。自然環境には恵まれていますが、それらを生かすのは人。福井県人の勤勉で真面目、努力を続ける県民性が美味しさに繋がっているのです。もちろんそこには、試験場の研究や指導も関わっています。最近では生産の向上だけでなく、農業のもつ素材や技術を新しい事業化や商品化に生かしたいと考えています。
福井県はおもてなしと見栄の食文化。美味しく食べてほしいから、努力が続けられています。その思いと努力は今後も継承され、農産物に生かされるはずです。
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- コシヒカリ・ハナエチゼン・イクヒカリ・あきさかりなど





- ヤリイカ・スルメイカ・真イカ・モンゴウイカ・ホタルイカなど

- 若狭かれい



- マナ、谷田部ねぎ、熊川くず、牡蠣、レンコダイ、寒ブリ、うなぎ


福井県水産試験場
海洋研究部 部長
杉本剛士さん
若狭湾に集まる様々な
エサが美味しさの秘密。
若狭湾内は流れが複雑で、いろんな潮目ができます。この潮目のあるところにプランクトンが集まりやすいと言われています。このことから福井県の海には、たくさんの美味しい魚介類が集まってくるのではないでしょうか。
試験場では毎月、福井県沿岸の流れや水温を詳しく計測し、そのデータを漁業関係者に提供して、美味しい魚介類が獲れるよう支援も続けています。
近年、漁獲量の多いサワラは未知の部分が多く、生態を詳しく調査中です。いろいろなことが分かれば、新しい福井の食文化にもつながると思います。
美しい海と湖の景勝地を有する地域。
若狭と呼ばれる嶺南地域は、海岸線一帯が典型的なリアス式海岸の景勝地であり、若狭湾国定公園にも指定されています。特に夏は海水浴場として、県内外からの多くの観光客で賑わいます。若狭町には5つの異なった特性を持つ三方五湖(三方湖・水月湖・菅湖・日向湖・久々子湖)があります。三方五湖はラムサール条約にも登録され、ウナギやコイ、フナ、イサザ、ワカサギなどが生息しています。
滋賀県に隣接する東側は山間部ですが、嶺北地方に比べて高い山はそれほど多く見られません。昔から物資が行き来した街道、京都へと続く“鯖街道”は今も残されています。

リアス式海岸の中で発展した港町。
やはり特徴的なのは地形が入り組んだリアス式海岸です。そして平野部分がそれほど広くないこともあり、古くから港町(敦賀・小浜など)として栄えた場所でもあります。それぞれ北前船の寄港地であり、そこから京へと物資を運ぶ街道(鯖街道)も発達しました。比較的降雪量が少ない、山陰型に近い気候
嶺北地域に比べて冬は比較的暖かく、雪も少ないのが特徴です。その理由の一つは対馬暖流の影響であり、もう一つは、嶺南と嶺北の間、木の芽峠を境に、気候が北陸型から山陰型となるからといわれています。年間の晴天日数も少し多くなります。│ページトップへ│



海岸線は越前加賀海岸国定公園に指定され、全国でも有名な奇勝、東尋坊があります。海岸線を少し南下すれば砂浜となり、その砂地は越のルビーをはじめとする農作物や果物栽培にも活用され、独特の美味しさを生み出しています。
