
豊かな自然に囲まれ、食材にも恵まれた地域は全国各地に数多くありますが、
山・海・里の幸すべてがバランスよく豊富に揃っているのは、
福井県をおいてないのではないでしょうか。
県内各地の環境や風土など背景も含め、それぞれの幸を紹介します。
期間限定の絶品の味を求め、
全国からファンが来福。
黄色いタグ付きの越前がには、冬の味覚の王者です。越前がには雄のズワイガニで、大きいものは体長50cm以上と王者にふさわしい容姿と味を誇り、価格も高額です。しかし、この美味しさに魅了される人が多いのも事実です。
雌のズワイガニはせいこがにと呼ばれ、比較的安価です。特徴はお腹の中の外子(受精卵)と内子(卵巣)。外子のプチプチとした食感と、“赤いダイヤ”と呼ばれる内子が珍味として定評があります。
水ガニは、何度も脱皮を繰り返すズワイガニの脱皮直後の状態で、食べる時に「ズボッ」という音が出ることから、ズボガニとも呼ばれています。水分が多く、殻が柔らかく取り扱いが難しいとあって、遠方への発送もごくわずか。来福して食べる価値のある味といえます。


(写真左)若狭かれい
子持ちがれいは脂ののった格別の味です。
(写真右)越前かれい
越前がれいは平成25年度からの本格的なブランド化を目指しています。
若狭と越前、双方の
かれい食べ比べもまた楽し。
若狭かれいは、塩をして天日に干し、海の寒風にさらすことで身が締まり、美味しさも増します。旬は11〜2月末、皇室献上品でもあります。
越前がれいは、白い身に赤い斑点が特徴です。食べ方は焼き魚や煮つけ、干物が一般的ですが、最近では、活き造りや刺身なども美味。甘みがあり、コリコリとした食感が好評です。

釣りもしくは延縄漁で漁獲、大きくて色、容姿が美しいものだけが、若狭ぐじになります。
京都の食文化を
支える若狭ブランド。
若狭湾で獲れたアカアマダイのことで、高級魚として有名です。うろこを取らずに一塩し、背開きにすることなくそのまま焼き上げるという「若狭焼き」の美味しさは、食通をもうならせます。

水揚げ〜出荷も速く、県外店の中には、翌日の昼に食べられるところもあります。
様々なイカを知り、
味の可能性が広がる。
越前海岸沿岸は、イカにとって棲みやすい環境です。そのため一年を通してイカ漁が盛んです。ヤリイカやスルメイカ、マイカ、モンゴウイカ、ホタルイカなどが、数多く水揚げされています。


(写真左)甘えび、(写真右)越前えび
甘えびの選別基準は厳しいことで有名。一般的に“子持ち 大”が最高値となります。
エビの概念を変える
2つの甘さと香り。
とろりとした粘りと甘さ、独特の香りが特徴の甘えび。旬は3月〜6月と9月〜10月です。甘えびより一回り大きい越前えびは、最近、船内冷凍技術の向上で全国発送も可能になり、ファン急増中です。

毎年11月には敦賀市でふぐのPRイベントを開催。様々なふぐ料理が味わえます。
引き締まった肉質が美味。
敦賀市や小浜市は、とらふぐ養殖の北限地。他県との違いは水温にあります。例年3〜5月は雪どけ水により海水温が低い期間が長く、その過酷な環境が引き締まった肉質を作るといわれています。