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薬剤部からのお知らせ 

院外処方せん院外処方せんの使用期限について

最近のお薬に関する現状について

近年、医薬品は医療先端技術の急速な進歩に伴って、効き目の優れた多くの製品が開発されています。その反面、重い副作用が現れたり、特殊な使い方をするお薬も増加しています。また、高齢の患者さんが複数の疾患で複数の診療科にかかる場合が増加していることから、お薬の多剤併用等も問題となっています。お薬は適正な情報提供のもとで、正しく使用されることにより有効性と安全性を確保することができます。

外来患者さんには院外処方せん発行による「かかりつけ薬局」でお薬の飲み合わせ(相互作用)のチェックや薬歴管理・服薬指導等を行う「医薬分業」が国の施策として行われています。一方、入院患者さんには病院の薬剤師がベッドサイドでお薬の服薬指導を行う制度が導入されています。

また、わが国の急速な高齢化の進展により、国民医療費と患者さんの診療費自己負担が増加していく中で、国は値段の安いジェネリック医薬品(いわゆる後発医薬品)の使用を推進しています。このことは、患者さんの自己負担の軽減にもなります。

福井県立病院薬剤部の取り組みについて

薬剤部においては、21名の薬剤師が患者さんの薬物療法の有効性と安全性を確保するため、医薬品安全使用業務手順書に基づき、院内で使用される全ての医薬品の適正使用に努めています。

特に、ベッドサイドでのお薬の説明、ジェネリック医薬品の使用推進等を通じて、お薬の安全性の確保を最優先に考え、有効性と経済性を追求するとともに、患者さんへの的確な情報提供に努めています。

また、医療安全、がん化学療法、感染対策および栄養サポート等の医療チームの一員として薬剤師の職能を発揮しています。

電子メールを利用したお薬相談コーナー

平成19年1月から、電子メールを利用したお薬相談コーナーを設置しました。お薬に関してわからないことや困ったこと等がありましたら、下記メールアドレスにお気軽に御相談ください。担当の薬剤師が責任を持って回答させていただきます。

(お薬相談メールアドレス:

リアルタイムなお薬の最新情報

福井県立病院では、最近のお薬に関する現状に対応するため、平成19年4月から院外処方せんの全面発行を開始しております。

また、平成20年4月から、医師が処方した先発医薬品をかかりつけ薬局で調剤する際に、患者に説明し、同意を得た場合、後発医薬品への変更が可能となりました。ただし、医師が後発医薬品への変更に差支えがあると判断した場合には変更できませんので、ご了承下さい。

「患者さんへのお知らせ」当院では、後発医薬品を採用しています
後発医薬品
後発医薬品とは?
先発医薬品の特許期間(通常20〜25年間)が切れた後、国の承認を得て製造・販売される薬です。
先発医薬品と同じ有効成分で効能効果等も同じですが、薬価(薬の値段)が新薬の約20〜70%に定められているため、国の医療費と患者さんの自己負担の軽減に役立っています。
当院で採用している後発医薬品は、品質が確保されていること、情報が十分提供されていること、安定供給が行われていること等の条件を満たしている有効かつ安全な製品で、経済性にも優れています。

後発医薬品の使用促進は、国の医療経済施策の一環でもあることから、今後とも後発医薬品の採用を推進していきたいと考えていますので、よろしくお願いいたします。

薬剤部の施設・業務等の概要について

(1)調剤室(調剤業務)

調剤室では、内用薬と外用薬を作っています。医師が処方オーダリングシステムで入力した情報が薬剤部内の処方システムに送られてきます。薬剤部内の処方システムでは、処方内容の用法・用量やお薬の飲み合わせ(相互作用)等に問題が無いかのチェックが自動的に行われ、問題が発見された場合には、薬剤師が医師に処方内容の問い合わせを行っています。処方内容が適正であると判断されたら、全自動錠剤包装機(飲み忘れ等を防ぐために錠剤やカプセル剤を一包化する機械)や散薬監査システム(粉薬を正確に調剤するシステム)等を使って薬を作っています。

処方監査システム 散薬調剤システム 最終監査
処方監査システム 散薬調剤システム 最終監査
(2)注射管理室(注射薬払い出し業務)

主に入院患者さんの注射薬を払い出しています。医師が注射オーダリングシステムで入力した情報が薬剤部内の注射システムに送られてきます。調剤室の処方システムと同様に、処方内容の用法・用量や相互作用等に問題がないかのチェックが自動的に行われます。処方内容が適正であると判断されたら、個人別注射薬自動払い出し機(患者毎の注射薬が自動的にトレーの中に払い出される機械)を使って注射薬を払い出しています。この機械を使用することにより、安全性と効率性が向上しています。

個人別注射薬自動払い出し機 最終監査
個人別注射薬自動払い出し機 最終監査
(3)製剤室(院内製剤調製業務、抗がん剤レジメン管理・無菌調製業務)

院内製剤とは、患者さんの状態・疾患の種類や程度・規格や包装単位が治療上適切でない等の理由により、市販されている製品では十分な対応が出来ない場合に製剤室で調製する製剤です。特定の患者さんや特定疾患の治療に必要な製剤で、患者さんのQOL(生活の質)向上に役立っています。

がんの薬物療法を行う場合、医師は患者さん各人の状態にあわせて抗がん剤の投与量や投与期間・間隔などを決めます。(これを「レジメン」といいます)製剤室では、患者さん毎に医師が選択したレジメンを監査・管理しています。そして適正なレジメンであると確認された場合には、衛生状態が保障された無菌室内で抗がん剤をより安全に混合調製しています。

院内製剤調製業務 抗がん剤無菌調製
院内製剤調製業務 抗がん剤無菌調製
(4)医薬品情報管理室(医薬品情報収集提供業務、お薬相談窓口)

お薬の有効性と安全性を確保するためには、的確な情報収集と提供が必要です。医薬品情報管理室では、厚生労働省や製薬会社・学会等からのお薬に関する情報をインターネット等を利用して収集・分析して、医師・看護師等の医療スタッフや患者さんに提供しています。また、中央診療棟1階の「お薬相談窓口」では、来院された患者さんのお薬に関するご相談を受け付けておりますので、お気軽にご利用ください。

製薬会社からの情報収集
製薬会社担当者からの情報収集
(5)事務室(薬品在庫管理業務、麻薬等管理業務、治験管理業務等)

購入した医薬品の在庫管理や法律で定められた麻薬等の管理を、在庫管理システムと麻薬管理システムを利用して行っています。これらのシステムを利用することにより適正で効率的な管理ができるようになっています。

また、福井県の災害拠点病院(基幹災害医療センター)として、大規模な災害等が発生した場合の災害時用医薬品の備蓄も行っています。

さらにここでは、新しい薬を開発するために必要な「治験」に関する業務も行っています。治験は、国の定めた省令(GCPといいます)に基づき日本全国で実施されています。当院でも厚生労働省の班研究等も含めた先進的な取り組みを行っており、患者さんにご協力を依頼する場合がありますので、よろしくお願いします。

薬品在庫管理システム
薬品在庫管理システム
(6)お薬相談窓口・時間外の院内処方薬のお渡し

お薬に関してわからないことや困ったこと等に対しての相談窓口を設置しておりますので、お気軽にお声掛け下さい。また、時間外に受診した外来患者さんに院内処方薬をお渡ししています。

なお、窓口備え付けの電話機でお声掛け下さい。

(7)病棟等(薬剤管理指導業務)

薬剤管理指導業務とは、薬剤師が病棟で入院患者さんに対してお薬の説明(服薬指導)を中心として行なう業務です。薬歴を作成して薬の相互作用等を未然に防止したり、医師・看護師・栄養士等と協力してチーム医療の推進に努めています。また、患者さん個々の薬物療法に関して医師に情報提供等を行い、処方設計支援も行なっています。

病棟での入院患者様への服薬指導
病棟での入院患者さんへの服薬指導
治験業務について

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