福井放送番組「人間ネットワーク」での知事発言要旨

 このページは、16年1月2日(金)に放送された人間ネットワーク「福井を元気にする戦略」での発言要旨をまとめたものです。


◇出席者:吉野 浩行(本田技研工業且謦役相談役)
     新町 光示(潟Wャルパック代表取締役会長)  
     西川 一誠(福井県知事)
◇司 会:森本 茂樹(福井放送)

<戦略会議を振り返って> 

知事
 私自身、会議に出席し議論をお伺いしてきたが、今回は文字どおり白紙の上にグローバルな立場で活躍されている委員の皆様にしっかりと議論いただき、挑戦的な戦略を示していただけたと思っている。

<「産力戦略本部」のねらいについて>

 出席者からは、知事がトップになり、引っ張っていくことが必要である。他県と同じ事をするのではなく、本県の独自性を引き出し、県全体のレベルアップを図ることが必要である。また福井の強みを伸ばしていくことが必要であるとの意見が述べられた。「産力戦略本部」に対する知事の発言は以下のとおり。
知事
 「産力戦略本部」については私にリーダーシップをとれということでどうやって挑戦しようかと思っている。「民」が主役であるという大きな流れを提言では強調されている。大学も変わらなければならない。「民」が挑戦しようとしている中で、行政がいかに産と学をコーディネートしていくか、必要なところ、頑張るところを応援するそういう役割を行政が担っていくという提言であった。私自身もそう思っており、提言によって百人力を得た思いでやっていきたい。

<人づくりについて> 

 出席者からは、中国では若い力が伸びており、福井の若者も厳しい環境にあることを肌で実感することが必要であり、たくましさを育て、競争的に風土を作っていく必要がある。また、福井は潜在的な人材は育っているが、人材が外へ出ていっている。若い人を引きつけ、外からきて入ってもらう福井の魅力が必要との意見が述べられた。人づくりについての知事の発言は以下のとおり。
知事
 昨年、外資系の損害保険会社のコールセンターの立地が決定したが、社長が福井の雇用、労働の質が非常に高いとおっしゃっていた。県民の勤勉さを開業される前から感じておられる。また、チャレンジ精神のある企業が非常に多い。こういう福井の良いところをいかに活かしていくかが大事である。
 もう一つは開放的であることが必要。福井の地域あるいは市場に固執することなく、また、他からの情報をしっかり受けて、内に閉じこもらない、こういう産業の発展の方向が大事だと思う。

<福井ブランドについて> 

 出席者からは、福井の良さが外に知られていないのが現実である。福井のイメージをアップさせ、知名度を高める、そのための手法として観光政策を考えるべき。企業にとってブランドは大事なものであり、県においても継続的に発信していくことが必要である。県民のパワーをどうやって引き出すか、県民一人一人がパワーを出すとすごい力になるとの意見が述べられた。福井ブランドについての知事の発言は以下のとおり。
知事
 越前海岸、水仙、メガネ、伝統産業など個々のブランドがあり、それぞれ発展的に育てる必要があるが、全体として「福井ブランド」として管理し、立派なものにしていくことが行政として大事な仕事である。
 抽象的にイメージアップということではなく、ブランド管理ということを念頭においてイメージアップを進めることが必要である。観光も大きなファクターである。そういうことが戦略会議の提言の趣旨だと思う。我々もそういう思いで政策をこれから転換し、福井の名を高め、福井は良いところであるという方向にもっていく。
 加えて、福井県は日本で一、二を争う健康・長寿県で、食べ物もおいしい県である、福井ブランドを立派なブランドとして管理し、ブランドを進化させていくことが必要である。
 企業ブランドは企業の運命を決する戦略である。行政もそこまで固い決意で継続的にやってきたかというと必ずしもそうでない感がある。ブランドは一番高いレベルの戦略として位置づけて進めることが重要だと思う。

<提言の実行に当たっての知事の決意> 

知事
 私自身は実行する立場にあるので、県民の皆様全体、県外の方々とも力を合わせて、福井県の水準を高め、パワーを高めていくことが私の仕事だと思う。そういう心づもりで挑戦する。