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【アナウンサー】
昨年7月の福井豪雨災害から今日で1年。今日は豪雨対策で陣頭指揮をとられた西川知事にお話を伺います。
知事よろしくお願いします。
【知事】
よろしくお願いします。
【アナウンサー】
まず、今日であの福井豪雨災害から一年が経過し、知事として大変ご苦労もあったかと思いますが、災害復興は順調に進んでいますでしょうか。
【知事】
そうですね、災害が発生しました当初は、もう何と言っても人命救助が第一ですから、それに取り組んでまいりました。その後は、一日も早い復旧、さらには復興ということですね。これも全力で取り組みましたので、早くも1年が経ったという感想ですね。
集中豪雨の注意報とか警報が出ますと心配になりますけれど、その都度早めに集まったり、また、24時間常時真夜中にも職員が対応するというシステムにしていますので、初動体制は従来以上に充実してきていると思っています。
【アナウンサー】
それにしても、昨年の災害では足羽川の堤防の決壊が強く印象に残っていますね。
【知事】
そうですね、本当にびっくりしました。しかし、おかげをもちまして、現在は、堤防が壊れた部分については完全に復旧していますし、一部その周辺で水があふれたような地域も復旧が終わっているというのが実態ですので、その点は安心していただきたいと思います。
【アナウンサー】
ところで、地域の住民の大切な足、交通手段であるJR越美北線も、多くの被害を受けましたよね。現在も一部不通となっているようなんですが、復旧の見込みはどうなっていますでしょうか。
【知事】
そうですね、JR西日本と、また国とも協議をしまして、いろいろな事業の進め方、補助金をいくら確保するかなど、いろんな議論を進めて、話が大体セットされ、6月27日に工事の基本的な約束事、協定を結んだわけです。それで、復旧工事に取りかかれる運びになりました。
具体的には、現在鉄橋が7つのうち5つ壊れたわけですが、その5つの部分についての詳しい設計を行っておりまして、今年の秋から工事に着手できると思います。そして、工事は19年度までかかると思いますが、19年度のできるだけ早い時期に全線復旧できるように、私も直接JRと協議をしており、進むように取り組んでいきたいと思います。
【アナウンサー】
それから、今回の災害では多くの事業所に被害が発生したと伺っていますが、その後の状況はいかかでしょうか。特に伝統的工芸品の産地である鯖江市と今立町に大きな被害がありましたね。
【知事】
もちろん個々の商店街の方、あるいは企業の方についてもしかるべき応援をしました。特に和紙の今立、漆器の河和田ということで、産地全体がもうだめになってしまうというおそれがありました。地元の皆さんも大変心配をしておられましたが、産地全体にまた個々の企業にも応援するということで、今はもう復旧がほぼ見通しがたっております。特に鯖江の漆器については、漆器会館も新しく完成し、皆さん元気にがんばっていらっしゃいます。
【アナウンサー】
がんばっていただきたいですね。
それから、被災者の方々への支援、こちらはいかがですか。
【知事】
そうですね。当初2億円の宝くじの応援もいただいた義捐金のほか、物資の面での応援もいただきました。そうしたお気持ちを十分反映させていただく必要がありますので、まず被災された方に、床上浸水以上の方には10万円、床下浸水には2万円ということで、緊急的な被災者支援金を支給しました。
さらに住宅が壊れた方がいらっしゃいます。損壊には国の制度がありますがいろいろ不十分です。あまり小さい被害は十分面倒がみれないとか、さらには直接建物への被害ということで、修繕や家財道具などにお金がまわらないという不十分なところがありますので、県として独自にそれらについても対象にしました。上限も、300万円を400万円に引き上げました。また国の制度の改善も、全国の知事と協力して少しずつ改善しています。
【アナウンサー】
なるほど。ところで、この福井豪雨災害の際には全国からたくさんのボランティアの方々に来ていただいたわけですが、今後のボランティア活動について知事はどう考えておられますか。
【知事】
そうですね、福井方式ということで、ボランティアのみなさんの独自の活動、それから行政が基金を持ちながら、また条例も用意して、経費なども一部応援をする。いわゆる福井方式ですね、こういうことで取り組んでおりますので、全国的な発信ができていると思います。
先月の9日、10日にも「災害ボランティア全国フォーラム」を開きまして、全国のボランティアの皆さんにお越しいただいて、福井のいろんな勉強をして帰られたと思います。
【アナウンサー】
福井からいろんなものを発信していけたらいいですね。
最後に、このような災害は二度と起こってほしくありませんけれども、今後の災害対策に向けて、県の取り組みをお聞かせください。
【知事】
特に、一番大事なのは最初の部分ですね。一刻も早く避難する必要があります。そういうシステムですね、避難、誘導、何と言っても情報を的確に地域で広める、そういう準備をしました。これは、市町村との協力が要ると思います。それから、河川のいろいろな水の情報ですね、これを観測する箇所を増やして目に見えるような格好で皆さんにわかってもらえるようにする。そういうことも行いまして、いわゆる水防計画の大きな改正を行いましたので、そういう意味で安全・安心の度合いが高まったと思います。
やはり、なんといっても、災害の場合には、皆さんがご自身でご注意もしていただいて、大事なときには情報をしっかりおとりいただいて、安全な所へ避難されるというご努力も必要ですから、両方で安全対策を進めなければならないと考えます。
【アナウンサー】
日ごろから、心がけておくということが大切ですね。
今日は福井豪雨災害から1年ということで西川知事にいろいろお話をお聞きしました。知事、今日はどうもありがとうございました。
【知事】
ありがとうございます。
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