南越養護学校開校式
知事あいさつ

 このページは、平成17年4月7日(木)に南越養護学校で行われた南越養護学校開校式における知事のあいさつの要旨をまとめたものです。


 本日、多数のご来賓にご出席をお願いし、児童生徒の皆さんとご家族の皆様、また地域の皆様にご参加いただき、福井県立南越養護学校の開校式が行われるに当たりごあいさつ申し上げます。
 南越養護学校は、南越地区の皆様の長年にわたるご要望と多大なご協力により本日の開校式を迎えることができました。この間の、皆様のご尽力に対し心からお礼を申し上げます。
 さて、本校は、県産の杉を身近な形で使った木造の校舎です。環境ホルモンなどの影響が極めて少なく、ここに学ぶ子どもたちの身体にやさしく、また木の自然な肌触りや杉の香りなどが、子どもたちの心にもよい影響をもたらすことを期待して造られたものです。
 このような環境の中で、杉の木のようにまっすぐに、その子らしさをいかして、すくすくと育って欲しいと願っております。

 現在、障害のある児童生徒の教育は、特別の場で指導を行う教育という従来の考え方から、子どもたち一人ひとりの教育的ニーズに応じて支援を行う教育への転換が図られているところです。
 こうした教育を進めるために、養護学校は、児童生徒とご家族の心のよりどころであると同時に、地域の小・中学校などの支援を行うセンター的な機能を担うことが必要とされています。
 本校は、地域の他の学校からの教育相談に応じられるよう、複数の教育相談室を設けたり、地域の小中学校教員が研修に活用できる会議室を持つなど、地域のセンター的な機能を担うための施設設備を備えた、オープンな形式の県内外に誇れる養護学校であると考えています。

 そして、この学校は、地域の方には、教室や会議室、体育館、校庭など学校の施設を自分達の財産として利用いただくとともに、子どもたちと交流し、子どもたちにとっても、地域の方から、生活の知恵など様々なことを学べるという学校でなければなりません。

 したがいまして、教職員には、子どもたちの健やかな成長のために、その責務を果たし、決して、学校内にとじこもることなく、子供たちのためにも積極的に外に出て、外の空気を入れ、全国のモデルとなることを期待しています。

 私は、「福井元気宣言」の中で「活き活きやさしい福井づくり」という政策を実現するために、「一人ひとりの命が輝く福祉」ということを申し上げているところです。
 養護学校における教育は、まさに一人ひとりの子どもたちの障害の状態や個性に応じて、そのお子さんの能力や人格を最大限に引き出す営みに他ならないものであります。
 本校の、木のぬくもりに満ちた教育環境と教職員の皆様の一丸となった指導によって、ここに学ぶ子どもたち「一人ひとりの命が輝く」ことをご期待申し上げております。

 また、本校が、地域の皆様と共にますます発展できることを心からご祈念申し上げ、ごあいさつとさせていただきます。