消費者総合フォーラム・交流展2005
知事あいさつ

 このページは、平成17年5月13日(金)にプラザ萬象で行われた消費者総合フォーラム2005における知事のあいさつの要旨をまとめたものです。


 本日、「消費者総合フォーラム・交流展2005」が盛大に開催されることをお慶び申し上げます。また皆様には、日ごろからそれぞれのお立場で、またそれぞれの地域において、消費問題に活発にご活躍をたまわりお礼申し上げます。

 国においては昨年6月に「消費者基本法」が公布・施行され、消費者教育を受けられること、被害救済を受けられることなど消費者の権利が明記されるとともに、消費者は自ら進んで必要な知識の習得や情報の収集、そして活動に努めることとされたところです。
 県においても今年3月、「福井県民の消費生活の安定および向上に関する条例」を消費者や消費者団体自らが消費生活の安定と向上に積極的な役割を果たしていただくという意味で改正させていただいています。

 その一環として、本日ご参加の消費者団体の代表の方々を中心に、昨年から「福井県かしこいお買い物運動」などを展開していただいております。今後とも、消費者に対する「表示の確認」や「環境への配慮」などの普及啓発にご尽力をいただきたいと存じます。
 また、県では「安全・安心な消費生活」を実現するため、トレーサビリティシステムなど食品の安全監視体制を強化するとともに、表示の適正化に向けた調査・指導の徹底、さらに消費生活相談体制を強化するため、今年1月から福井と小浜の消費生活センターにおいて土曜・日曜も相談を受け付けています。

 さて、県では、昨年1年間をかけて、県庁の20代から40代の若手職員が手作りで、自治体を取り巻く将来の様々な課題を洗い出し、25年後を想定した福井の将来像、県民の夢を「ふくい2030年の姿」として作成しました。
 まず我々一人ひとりの県民は、これからの時代は個人が自立した自らの生活をつくり、広い分野で民が官に頼ることなく自立して、新しい価値観や豊かさを伴った「生活優先・自立社会」を実現しなければなりません。これは消費者の皆様の活動にも通じるものです。
 そして、日常的な暮らしの面では、「自己的な満足」を豊かさであると考えることから、ゆとりや思いやりなど「ともに分かち合う満足」を豊かさと感じるようになるべきです。
 こうした中にあって、これまでのように資源をふんだんに使って新しいものを大量に「つくり」、古いものや食べものを大量に捨てるような「消費」社会から脱却し、既存のものを「いかし」、無駄なく有効に「活用」する社会を実現する必要があります。 
 また、従来からのつながりである「地縁」による地域活動に加え、特定の目的を持って有志が集まる新しいネットワークである「福縁」を進め、お互いが助け合って犯罪などのリスクに立ち向かえる「日本で最も安全・安心な福井」を目指したいものです。
 しかし、現在、私たちの多くが食べない食べ物を作ったり残したりしています。また、県消費生活センターへの相談が全体で3倍近く増え、悪質商法・犯罪である架空請求などの相談も平成12年度の4件から、平成16年度には7,399件に激増するなど、消費者の意識が問われたり、消費に不安や不信を与える出来事が数多くおきています。

 本日ご参加の皆様には、あらたにこの機会に、消費生活に関する多くの知識を学ばれ、また大いに意見交換していただき、今後の取組みに活かされることを期待しています。
 さきの提言の中では、他にも福井県が全国に誇るべき方向として、「健康長寿世界一(健康寿命、新しい社会像、80才までの社会参加)」、「子育てシステムナンバーワン」など、県民の皆さんが理想や希望として抱いている将来像をたくさん描いています。
 これらを実現するため、今後とも皆様の一層のご協力をお願いいたしまして、私からのあいさつとさせていただきます。