「農業の未来を創る」
夏季セミナーあいさつ

 このページは、平成17年7月16日(土)に福井市農協会館で行われた「農業の未来を創る」夏季セミナーでの知事のあいさつをまとめたものです。


あいさつ

 「農業の未来を創る」夏季セミナーが盛大に開催されますことに対し、お祝い申し上げます。また、JAや福井県農政連の皆様には、日頃から農業・農村の発展にご尽力いただきお礼申し上げます。
 輸入農産物の増加による国際競争の激化や、消費者の食の安全安心志向の高まり、また、昨年度から米政策改革がスタートするなど、農業をめぐる環境は大きく変化しております。
 こうした中、国においては本年3月に新たな「食料・農業・農村基本計画」が決定され、意欲に満ちた農業者の経営を支援し、より付加価値の高い農業生産の展開など創意工夫にあふれた「攻め」の取組みを積極的に支援していくことなどが打ち出されております。
 しかし、農業者や農業関係者が国の方針に頼りきる時代ではなく、農業は売れるものを作る産業として行動すべき時代であると、考えられます。
 また、合併後の市町村においては、合併を契機に、これまでとは異なる新たな発想で、農業政策にもっと深く関わる時代であると考えております。

【県の農業政策への取り組み】

 本県では、こうした新しい時代に向け、皆様と一体となって、様々な課題に全力で取り組んでいくことが重要であると考えております。
 このため、特に、
   @企業的な農業経営体の組織化
   A収益性の高い園芸品目の生産
   B「健康長寿」というブランド・イメージを活用した販売戦略の展開
   C安全・安心な農産物の安定供給
 などの項目を中心に、農業の振興に全力で取り組んでおります。
 また、本県は、従来から集落営農組織の育成に取り組んでおり、国の基本計画において、集落営農組織を施策の対象として位置づけていくという方向性が示されたことは、本県の農業・農村振興にとって大変意義のあることであり、今後とも積極的に組織強化を図ってまいります。

【ふくい2030年の姿
   〜誇りと魅力ある福井の創造〜】
あいさつ

 また、本年3月に県庁の若手職員が25年後を想定した福井の将来像、県民の夢を描いた「ふくい2030年の姿」を作成しました。
 この中では、これまで本県農業が培ってきた技術や人材、さらには農村の魅力を活かし、農業がさらに付加価値の高い産業に発展していくことの実現を目指しております。
 また、そのレポートでは、交通基盤の整備や生活の質を楽しむ人々が増えることから、都市と農村の交流を活発化させ、「週末田舎暮らし」に来る人々に農地や里山を貸し出し、普段の管理を請け負うなど、農地を減らさない新しいビジネスの展開を述べています。その結果、美しく豊かな農村環境と、多くの人が訪れる活力に満ちた生活の場が実現し、住む人にとっては「誇り」、訪れる人にとっては「魅力」ある福井を創造し続けるとしています。


 農業は、県民の命と豊かさを足元で支える大切な産業であると認識しており、農業に携わる人達が夢と希望を持って取り組むことができるよう、本県の実態にあった農業の実現を図ってまいります。
 最後に、本日御出席の皆様が、今後ますますご健勝でご活躍されますよう御祈念申し上げまして、ごあいさつとさせていただきます。