福井の地に眼鏡産業が誕生して100周年を迎え、本日、盛大に記念式典が開催されますことを心からお祝い申し上げます。
1905年に増永五左エ門さんが大阪や東京から職人を招き、初めて眼鏡づくりを始められました。そして今日では、眼鏡フレームの出荷額で国内シェアの95%以上を占め、出荷量ではイタリアや中国と並ぶ世界三大産地であり、世界最高水準の製造技術を誇るなど、本県を代表する産業に発展しました。
この眼鏡発展の歴史は、本日お集まりの皆様をはじめ、これまで眼鏡産業に携わってこられた皆様のご尽力によるものであり、深く敬意を表します。
【福井県における「最先端技術のメッカづくり」】
近年では、若いデザイナーによる斬新なデザインと職人の熟練した技を融合したフレーム、マグネシウム等の新素材や竹等の自然素材を使用したフレームなど、柔軟で新しい発想と産地の高い製造技術による製品が次々と生み出されるなど、日々着実に歩みを進められています。
また、これまで培われた技術が医療用具の製造などに活用され、新しい製品の開発や様々な分野への進出が始まっています。
こうした眼鏡産業が持つチタンやマグネシウムの金属加工技術などの高度な技術は、本県が目指す「産力強化」、「最先端技術のメッカづくり」のための大きな柱であり、県でも、県工業技術センターにおいて、最先端技術開発や産地企業との共同研究を積極的に進めています。
【眼鏡産業の発展に向けた事業展開】
100周年を記念して、(社)福井県眼鏡協会におかれては、今後の眼鏡産業の発展を記念して様々な事業を展開されておられます。
県でも、県立歴史博物館において、めがねの歴史や現代のめがねの展示を通じて、めがねの魅力を紹介する特別企画展「メガネギャラリー アート&ヒストリー」を今月20日から開催するなど、眼鏡産地「福井」を全国にPRしています。
【「ふくい2030年の姿」 〜福井を拠点として世界市場で成功する企業の育成を目指して〜】
さて、福井県では、本年3月に本県の25年後を想定して福井の将来像、県民の夢を描いた「ふくい2030年の姿」を作成いたしました。
この中で、世界をリードする「他に真似のできない技術・ノウハウ」を持ち、福井を拠点に世界市場で成功する企業育成を目指しており、眼鏡産業においても、付加価値の高い新商品開発や新規販路開拓など、業界の活性化に向けた支援を実施していきたいと考えております。
最後に、本日ご参会の皆様には、次の百年に向けた本県の眼鏡産業の発展になお一層のお力添えを賜りますようお願い申し上げますとともに、皆様方のご健勝とますますのご活躍を祈念申し上げまして、お祝いのことばといたします。
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