それでは一言歓迎のごあいさつを申し上げます。
今日は、本年度の福井県職員としての新採用辞令交付式を行ったところです。
皆さん方の非常に元気な様子を拝見して、大変頼もしく思います。
大変厳しい条件の下で難関をくぐり抜けて、こうして県庁職員になられた皆さんの感激はひとしおではないかと思います。
昔から初心を大事にする必要があると言われますが、今日のこの雰囲気を、こういうことが最初あったんだということを覚えておいて欲しいと思います。深呼吸をして、周りの景色を見てください。県庁のこの場所、そして私がここで話をしている、今日の天気はどんな天気だったのか、そういう雰囲気を記憶してください。これから何十年と県庁職員として頑張っていただくわけですので、今日の皆さんの気持ちをはっきり頭の中に描いて、これからの公務員生活に臨んで欲しいと思います。
さて、皆さん方はこれから社会人になります。特に公務員ですので、色々なことを考えてこれから仕事をしていただかなくてはなりません。
最近数日の新聞を見ておりますと、新入社員にこういうことを期待したいという、4、5年先輩からのお話が書いてありました。少しご紹介をしたいと思います。
こうした日常的な仕事の部分は、1、2年位の間、皆さんに気をつけて欲しいと思うことですので、これから研修などの場でもご紹介があると思います。念頭に置いていただくと良いかと思います。
これは、新入社員に対する助言をまとめたもの、ベスト20です。
一番多いのは「わからなかったり悩んだりしたら相談を」というものです。
続いて「あいさつをきちんと」、「仕事の進行具合はちゃんと報告」、「できないことはできないと言って」、「ウソをつくな」、「メモをとる習慣を身につけよう」、「失敗したら素直に謝って」、「相手の立場になって考えて」、「体調管理に気をつけよう」、「仕事や約束の時間を厳守」これらがベスト10です。
次に11番からですが、「チームワークを大切に」、「失敗を恐れるな」、「大きい声ではきはきしゃべろう」、「上司・先輩に素直に従って」、「正しい言葉遣いを身につけて」、「すぐ会社を辞めないで」、「上司・先輩に迎合せず意見を言って」、「将来こうなりたいという夢を持って」、「暗くならずに笑顔で働いて」、最後に、「つまらないプライドは捨てて」以上です。色々と思い当たることもあろうかと思います。
私も最初に公務員になりましたのがもう30年以上前ですが、ある課に所属したのですが、電話がかかってきました。
それは課長への電話で、私が最初に取りました。これは課長にかかってきたものだという認識がありまして、「山田さんお電話です。」と言ってつなげました。
ところが、後で別の上司に呼ばれまして、上司は何々課長と申し上げるものであって、何々さんと呼ぶべきものではいけない、というように注意されました。それから30年、40年近くたっておりますが、今は大きい会社などでは、みんなでさん付けにしようというような会社もあるかもしれませんが、それはともかく、課長をさん付けで呼んではいけないということを注意されました。
皆さんも、これから色々注意を受けると思いますが、素直にまずそれに従わなければなりません。
注意を受けないことが、立派だと思わないようにしてください。それは注意をしてもだめだと思われているのかもしれませんから。注意があるということは非常に良いことだとしばらく思って、先ほど言ったような身近なことをしっかり身につけて欲しいと思います。
次に、皆さんに是非申し上げたい点が2点ございます。
ひとつは法律やモラル、こういうものをしっかり守って欲しい、ということです。
もちろん社会人として当然でありますし、さらに皆さんは公務員ですので、県民の皆さんに奉仕する立場でして、一般の社会人に加えて、色々なすべきこと、あるいはやってはならないこと、これはご存知だと思います。倫理・道徳・法律こういうものをちゃんと守って仕事をして欲しいし、社会人として生活をしていただきたいのです。
最近は色々なことが報道されておりまして、何が起こるかわかりませんし、皆さん方もどういう状況に立ち入るかもしれません。しかし、絶えず、一市民として、一公務員として、なすべきルールを守って欲しいと思います。
こういうことを守らなければ、皆さんの仲間あるいはご家族が、困ったり大変悲しむ目に遭うことになりますので、そういうことにしてはなりません。是非ご自身の立場からもルールを守る、これが私が申し上げたい一つの点です。
それからもう一つは、「親切」ということを大事にして欲しいということです。
皆さん方はこれから仕事の中で県民の皆さんと触れ合うことになります。相談をしたり、あるいは現場に行ったりもすると思います。会議に出たりすることもありますけれども、皆さんに対して県民が期待しているのは、「親切にちゃんと対応をしてくれる」ということではないかと思います。
県民の皆さんにとって何が公務員として親切なのかということです。もちろん、そのためには笑顔で、そして言葉づかい、立ち居振る舞い、それから公務員としての知識、こういうものを県民に親切という方向で使うことが大事です。
この親切は、県民の皆さんに対する一種の好意というものではありません。それを超えて、県民に親切を尽すのは一種の義務なのです。
義務として絶えず、親切というのは仕事の種々の局面でどういうことであろうか、自分がやっている仕事の中で親切というのはどういう仕方であろうか、これを考えていただいて励んで欲しいと思います。
以上2つ申し上げました。
ルール・法律・道徳、こういうものに意識をしっかり向けること、それから県民の皆さんに本当の意味で、義務として、親切を尽くして欲しいということ、この2点です。
どうか今日を初日として健康に留意をしていただき、今申し上げたことに気をつけていただいて、思い切って仕事をしていただきたいと思います。
以上、簡単ですが、歓迎を込めまして私の色々な経験からお話を申し上げたところです。活躍を期待申し上げまして、あいさつといたします。
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