平成18年の仕事納めに当たり、職員の皆さんに一言ご挨拶を申し上げます。
この一年、最終年次を迎えた「福井元気宣言」のビジョンを実現するため、私とともに、皆さん方には全力で仕事を進めていただきましたことに対し、感謝を申し上げます。
皆さんとともに努力した結果につきましては、幾つかの例を挙げますと、景気・雇用、あるいは福祉、治安など、多くの分野で全国のトップレベルの成果を挙げることができたと思います。
景気・雇用でありますが、本年9月までに15,400人の新規雇用を創出し、「元気宣言」に掲げました「15,000人の雇用創出」という目標を達成いたしました。
また本県の完全失業率も、就任当時は4%台ということで、これを何とか2%台にしなければならないということで一大決心をもって臨みましたが、今回2.4%ということで、18年の1月から3期連続で全国一失業率の低い県になっております。
また福祉や子育ての問題でありますが、17年の合計特殊出生率が全国の47都道府県の中で唯一福井県が上昇しました。また、出生率の絶対水準も沖縄に次いで2位ということで、先進的な子育て政策も全国的に、また韓国など近隣の諸国からも注目された一年であったと考えます。
政府の「厚生労働白書」あるいは「少子化社会白書」においても、子育てマイスターの活動や保育サービスの充実、また仕事と子育てを両立できる職場環境の整備、さらに今年からスタートしました「ふくい3人っ子応援プロジェクト」、さらにはユニークな取り組みとしての地域の皆さんのご協力をいただく結婚対策など高い評価を得たと考えております。
また治安の問題でありますが、県民の自主防犯団体への支援や「子ども安心3万人作戦」など全国に先駆けた施策を展開し、平成15年以来、刑法犯認知件数は減少し続け、17年の減少率は、戦後最多となった14年に比べますと約4割の減少を見ております。
今年も、11月末現在の刑法犯件数は、前年同期に比べて約13%減少と、確かな治安回復の傾向にあります。最近、警察官が身近にいてくれる、また地域で皆で子供たちを支えているといった空気が広く出てきていると思います。
こうした成果につきましては、昨日、「『福井元気宣言』に基づく4年間の県政」としてわかりやすい形で県民の皆さんに公表させていただきました。
これらは、知事であります私一人が成し遂げたものでは決してありません。県民の皆さんのご協力はもとより、職員一人ひとりのご努力の賜物であります。
時には、厳しい指示を出すこともあったと思いますが、また、場合によっては十分詳しい説明に至らずに仕事の指示などをしたこともあるかもしれませんが、よく期待に応えて成果につながる仕事をこの一年していただいたと考えています。
内外からいただいている県政への高い評価は、すなわち、県庁職員の皆様お一人おひとりの仕事に対する高い評価につながっているわけで、改めて感謝を申し上げます。
私の任期も残り3か月となり、いよいよ最終的な固めの時期となっております。少しでも高い目標達成に向け、残る時間ともに頑張っていきたいと考えます。
なお、今年は、いろいろな公共事業を巡る不祥事や公務員による事故等、自治体行政に対する有権者・納税者の皆さんの信頼を傷つけるような残念な事件も全国各地で発生を見ております。
我々が県民の負託を受け、県民益の実現のために奉仕する立場であることを改めて自覚し、一人ひとりが綱紀粛正の一層の徹底に努めていくことが必要でございます。
気持ちを引き締め、また、公務に対する県民や国民の皆さんの期待と、一方で厳しい目を十分に皆さんの目に応えて、仕事に共に当たっていこうではありませんか。
明日からは休みですが、家族やご友人など親しい皆さんとともに過ごす機会を大事にしていただきたいと思います。
しばし仕事のことを忘れ、ご家族と旅行したり、お子さんと遊んだり、あるいは本を読むなど、それぞれに合った過ごし方をしていただければありがたいと思います。
また新年から新たな仕事のスタートを切るためのエネルギーの充電期間でもあろうと思っております。
新年に再びご一緒に集まりまして、心身をリフレッシュし、ともに県民の皆さんのために全力を尽くそうではありませんか。
年末に当たりましてこの一年間の皆様のご奮闘に対するお礼と、またこれから新年に向けてのいろいろなご準備をこの年末年始にしていただくことをお願い申し上げまして、この一年間のお礼を込めましたごあいさつにしたいと思います。ありがとうございます。
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