「ふくい暮らし」を楽しんでいる、先輩たちの声です

奥さんのため、奥さんのご両親のため、そしてこれから生まれる子供のために。小川壮彦さん(Iターン)

小川壮彦さん いかにも真面目なその風貌で、技術者というよりも職人を思わせる小川さん。福岡県出身の小川さんは、子供の頃からテレビやビデオに興味を持ち、高校でエレクトロニクスへの道を目指す。福井大学工学部・電気電子工学科を卒業、社会は折しも就職氷河期を迎え、大阪で技術系の仕事をして4年を過ごす。大阪時代、奥さんとも知り合い結婚、やがて福井県Uターン情報センターを知ることに。

「奥さんも福井出身という縁もあり、これは仕事上のチャンスになるかも知れないと思いましたね。」小川さんは、さっそくネットで登録。その後、電話で内容確認、資料を郵送してもらい、要求に合う内容の企業に応募するという手順を踏んだ。そして今年3月、パナソニック エレクトロニックデバイスジャパン株式会社に入社、現在は福井県の越前市に住み、奥さん、奥さんのご両親と楽しく過ごしている。福井県Uターン情報センターでの紹介により、入社できたことには大満足しているという。

どんな仕事内容なのですか?と聞くと、素人の私にどう説明したら分かりやすいのかを真剣に考えてくれる。
「原理で言えば、デジカメのブレ補正の機能や、カーナビに搭載される機能ですね。」頭をひねっている私に対して、「たとえばゲーム機で遠心力を利用した動きとかあるのは分かりますか?」と、どこまでも優しい。「では、自動車が転倒したらどうなりますか?エアバッグが作動するでしょ。つまり、自動車が回転してしまったことを認識する機能があるってことなんです。ゲームやデジカメといった楽しいものから、生命に関わる自動車の安全性能まで、私たちの研究分野に入るのです。」技術開発の話題になると、小川さんの話は尽きない。

休日には郊外にショッピングに行ったり、愛犬と遊ぶのが楽しみ。空気やお米は美味しいし、魚も美味しい、冬にはカニが最高ですね、と福井の暮らしの話に顔がほころぶ。奥さんもふくい人だったから好きになったのかも知れませんね。と、ニッコリ。

小川さんが福井県を選んだのには、もう一つ大きな目的がある。それは、奥さんと奥さんのご両親を大切にすること。奥さんを思うが故に親御さんも大切にしたいのだという。なんて素晴らしいIターンなんですかと思わず誉めてしまうと、「あとね、来年男の子が生まれる予定なんですよ」と、その日一番の笑顔を見せてくれた。

愛する奥さんのため、親御さんのため、そして子供のため。小川さんだけでも背負うものは、心地よく重い。住んでいる私達が羨むほどの生活を手にした小川さん。これからも福井県で良かったと心から思っていただけるよう、私たち福井県民も一緒になって応援していきたいものだと痛感した1日でした。