東京生まれの野村さん、お会いしてすぐに温厚な人柄が感じられた。大学でランドスケールデザインを専攻していたこともあって、10年前から舞鶴市で建設コンサルタントの仕事に携わることに。県を越えて隣町の高浜町から熱望されて、まちづくりに貢献することになったという。
野村さんの高浜町での仕事は、まちづくりネットワークや中間支援団体の広報支援をはじめ、駅舎でのコミュニティカフェレストの運営、主に県外客に対して観光面での支援、町役場での相談など多岐にわたる。
「高浜町は、海水浴客などで賑わうため、観光地化されていて、近くを歩くだけでもとても楽しい。」と話す野村さんも、最初に描いていたイメージとは違って戸惑ったという。
「東京とは違い、車社会ということで、ドアtoドアという車を多く使用する生活には驚いた」とのこと。「都会での通勤にかかる時間やラッシュなどは一切心配いらないため、慣れるととても便利。時間がゆったりと流れているようで、心に余裕ができます。」
東京では仲間意識がないために、表面だけの人付き合いになりがちであったが、高浜町では生活や仕事にも慣れてきて、いろんな人との交流もだんだん盛んになってきた。そして、 「福井には都市部にはない楽しみがあります。若い人でも、仕事や知人などの関係を活用して、一歩踏み込んでいくのもいいのではないかと思う。」と話し、周りに知り合いがなくても、いろんな機会を活用し、つながりを広げていくことが大切であると、ふくいへの移住考える方へのアドバイスをしてくれた。
「高浜町は温かくて良いところであり、この町で頑張りたい」と話す野村さんに、高浜町の良いところを聞いてみた。「刺身がバラエティに富んでいる。コシヒカリが旨い。丹後や丹波のコシヒカリよりも美味しい。毎日、食べることが楽しみです。また、手に取るような暮らしやすさ、お願いされると断れない人柄の良さもとてもいい。」
そして、「職場にも短時間で行けるし、ゆったりしていて過ごしやすい。時間の使い方がゆったりしている分、家庭を大切にすることができます。」と、電車などの時間を気にしたり、常に時間に追われる都会での生活からすると、とても落ち着いて便利だという。
最後に、「子供ができたら、この町の海、山の豊かな自然を、近くに感じ取れるように、のびのびと育てたい。」と目を細めていた。