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やすだゆきひこ 1939/昭和14年
天之八衢(あめのやちまた)
紙本着色 軸装
94.7×127.3cm
収集年度:平成9年度
東京に生まれ、10代で大観や春草の作品を見て感激し画家を志した安田靫彦は、後に岡倉天心の薫陶を受け、天心没後には再興院展に経営者同人の一人として参加するなど、大観、春草、観山の後を継ぐ画家と期待されるようになった。
歴史画を得意とし、有職故実と古典の研究に専心しながら、中国や日本の歴史、神話などに取材した作品を次々と発表し、日本画界をリードする画家として名声を確立した。また財団法人となった日本美術院の初代理事長を務めたことでも知られる。
本作は再興第26回院展で発表された作品で、彼の画業の最盛期の一作である。八衢とは道がいくつにも分かれたところを意味しており、「天孫降臨」の神話に取材した本作では、雲の上の八衢にいるさるたひこのかみ猿田彦神という巨神と、それと相対しながら大胆にも胸を露わにして問答するあめのうずめのみこと天鈿女命とを描いている。
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