Top>コラム「福井県の産業遺産」
福井のものづくり人物伝

 産業近代化の過程を物語る存在として継承されている「近代化産業遺産」に、福井県から7つの建築物などが認定されました。(平成19年11月、経済産業省により認定)
 本県の近代化産業遺産は、「『羽二重から人絹へ』新たなニーズに挑み続けた福井県などの織物工業の歩みを物語る近代化産業遺産群」として、福井県の繊維産業の発展に関わる建築物、機械などで構成されています。

認定された産業遺産の内容
セーレン本館

1889年(明治22年)創業のセーレン株式会社の旧本館で、1937年(昭和12年)に竣工された建物です。建設当時は福井市にあった最も堅牢な鉄筋コンクリート造と言われました。戦災・震災と二度の大災害に耐え、戦前の繊維産業の姿を今に残しています。


旧鯖江地方織物検査所

1896年(明治29年)に設立された生糸検査所鯖江出張所を前身とした人絹織物検査所の事務所として1935年(昭和10年)に建てられました。洋風木造2階建の建物で、内部には当時使われていたカウンターがそのまま残っています。2000年(平成12年)に文化庁の登録有形文化財の指定を受けており、現在はさばえ現代美術センターとして使用されています。


旧機業場

1904年(明治37年)に創業され、勝山市の中堅機業場として1998年(平成10年)まで操業しました。玄関、事務所、第2工場棟の一部が建設当時のまま保存されており、建物内部には、実際にこの機業場で使われていた糸繰り機などの器具類も残されています。2006年(平成18年)に勝山市の指定文化財に指定されています。


このほかにも、以下の建築物などが認定されています。(全て勝山市)

● 旧中尾発電所第1号発電機  ● 松文産業(株)旧女子寮    
● (株)東野東吉織物工場         ● ケイテー資料館の建物と所蔵物

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