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平成17年度第1所蔵品によるテ−マ展 「新収蔵品紹介」

 

1 名 称            平成17年度第1回所蔵品によるテ−マ展−平成16年度新収蔵品紹介−

                           

2 会 期             平成1746日(水)530日(月)

 

3 会 場             福井県立美術館

 

4 開館時間        午前9時〜午後5時(入場は午後430分まで)

 

5 休館日            418日(月)、516日(月)、523日(月)

 

6 観覧料            一般・大学生  100円 (団体30名以上は2割引)

                            高校生以下・70歳以上・障害者手帳等をお持ちの方は無料

 

7 主な出品作品               竹内栖鳳「満林秋色」

                                          パブロ・ピカソ「ランプの下の静物」

                                          楠部彌弌「彩埏八つ橋花瓶」ほか

 

8 内容

平成17年度第1回目の所蔵品によるテ−マ展は、平成16年度に当館が収集した作品をご紹介します。

 

「満林秋色」は近代京都画壇を代表する日本画家竹内栖鳳(18641942)の作品です。山里の秋を淡い色彩で情趣豊かに描き出した作品で、栖鳳73歳の筆になります。当館ではこれまで春草や大観といった、岡倉天心に影響を受けた日本美術院の画家たちの作品を収集してきました。栖鳳は京都画壇の雄として横山大観と並び称され活躍した画家です。また栖鳳は今立の紙漉き師岩野平三郎に依頼して、自分好みの紙・栖鳳紙を作っています。本作もその岩野平三郎の漉いた紙に描かれた作品で、近代日本画と福井との関係を語る上で重要といえるでしょう。

西洋版画の「ランプの下の静物」はピカソ81歳の作品で、長年彼の下でお手伝いさんとして働いてきたイネス・サッシエーへ贈られたもので、多色刷りの技法が用いられた美しい作品といえます。一方ゴヤ(17461828)は、18世紀から19世紀にかけて活躍したスペインの代表的画家です。「諺(妄)シリーズ」は彼の四大版画シリーズのひとつで18枚からなり、西洋の美術史の中でも最も重要な版画作品のひとつといえます。本作は初刷り300セットのうちのひとつで、刷りの状態が良好で大変貴重なものといえます。

洋画の「東尋坊(海から見た)」の作者の古沢岩美(19122000)は中央で活躍したシュール・レアリズムの洋画家として有名ですが、福井で新しい美術運動を展開していた「北荘画会」の招きで、1951年の夏に講習会の講師として来福しています。本作はこのとき福井で描いたスケッチを元に、後年油彩画にしたもので、同じく東尋坊や福井震災の跡を描いた油彩画や多数のデッサンとともに紹介します。

また福井出身の版画家、オブジェ作家、文筆家としても活躍する北川健次のこの10年間に制作された代表的版画作品3セットと、オブジェ5点の計8点を紹介します。

この他、敦賀市に本社を置く株式会社ジャクエツ(代表取締役・徳本道輝氏)から寄贈された陶磁器20点は特筆されます。楠部彌弌、藤本能道、北大路魯山人、加藤唐九郎、富本憲吉など、近・現代の重要な陶芸家の優品は見ごたえがあります。

また洋画家松原祐一(193499)や小林(福岡)健壽郎(1914〜)、現代美術作家長谷光城(1943〜)といった福井在住作家、黒崎俊雄(1946〜)、郭徳俊(1937〜)ら平成15年度に当館で開催された「あるサラリーマン・コレクションの軌跡」展の出品作家の作品を紹介します。

さらに横山大観や竹内栖鳳など近代日本画家を中心とする芸術家、文化人、学者たちからの書簡等資料約850点は特筆すべきものです。これらの資料群は今立町で製紙業を営まれている岩野平三郎氏の所蔵で、平成9年に当館で開催された「和紙と日本画―岩野平三郎と近代日本画の巨匠たち」展を縁に当館に寄託されたものです。日本画用紙に関して代々の平三郎との間で交わされたこれらの資料は、岩野家の紙が近代日本画の生成にいかに深く貢献したかを知ることのできる貴重な資料といえます。

 

 

問い合わせ先

福井県立美術館

福井市文京3丁目16-1

TEL0776-25-04520451/FAX0776-25-0459

 

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