平成18年度企画展 造形集団 海洋堂の軌跡
福井県立美術館では、平成18年度企画展「造形集団
海洋堂の軌跡」を開催します。
1 展覧会名 造形集団 海洋堂の軌跡
2 会期 平成19年3月2日(金)〜28日(水)
3 休館日 3月12日(月)
4 会場 福井県立美術館
5 開館時間 午前9時〜午後5時(入場は午後4時30分まで)
6 観覧料 一般
800円 大・高生 500円 小・中生 300円 ※30名以上の団体は2割引
7 主催 福井県立美術館
8 共催 福井新聞社
9 特別協力 株式会社海洋堂
10 コーディネート モマ・コンテンポラリー
11 企画協力 株式会社アートプランニング レイ
12 関連事業
学芸員による解説会/3月11日(日)、17(土)14時〜 ※本展チケットが必要です
同時開催/所蔵品によるテーマ展「美術でめぐる旅、人、風景」 ※本展チケットにてご覧いただけます
13 展覧会公式サイト
http://www.kaiyodoten.com/
14 展覧会概要
お菓子のオマケである「食玩」という分野で絶大な人気を集める海洋堂は、日本の新しい造形文化である「フィギュア」製作の第一人者として、世界が注目する「造形集団」です。
1964年に模型店として創業されて以来、造形文化の啓蒙活動を続け、80年代からはアニメや漫画のキャラクターを高いクオリティで立体化し、「オタク」の圧倒的な支持を集めていきます。90年代後半には、大量生産、低価格の食玩という分野を開拓し、一大ブームを巻き起こしました。
本展では、海洋堂が製作した食玩や模型、造形師の仕事を紹介するとともに、戦後の模型文化の歴史を振り返り、現代日本のサブカルチャーの根源を探ります。
*食玩→「食(品)」と「玩(具)」を組み合わせた、おまけ付菓子食品全般の通称。
*ガレージキット→大手メーカーの既製品に対して、個人や中小のメーカーが、質とテーマにこだわって少量生産する模型のこと。
●展示内容
■1999年9月〜食玩の革命
チョコのオマケが模型文化を変えた!手のひらサイズながら驚異の造形を誇る海洋堂製「食玩」フィギュア約2000点を一堂に展示。食玩のつくり方も紹介。
■思い出の箱、夢の箱――プラモデル
■60〜70年代 模型店時代の海洋堂
それは一坪半の模型店から始まった!戦後模型史を証言する貴重な記録写真、宮脇修一社長のプラモデルパッケージコレクションや、完成済み帆船模型、オリジナル工具などを紹介。
■80〜90年代 ガレージキットメーカーとしての海洋堂
あのヒーロー売ってないなら造ってしまえ!ガレージキット(少数生産の超こだわり組立式フィギュア)数百体を、フィギュア用語解説を交えて展示。
■造形の祭典――ワンフェス
■おたくの原点――DAICONフィルム
海洋堂主催のフィギュアの巨大イベント「ワンダーフェスティバル」(略称「ワンフェス」「WF」)。1日3万人が集まる、熱気あふれる様子を記録映像やレアグッズにより紹介。
■造形師の仕事
■21世紀の海洋堂
海洋堂所属およびフリーの造形師12名の仕事を、作品と制作風景映像、ドローイングによって紹介。
ボーメ、田熊勝夫、寺岡邦明、木下隆志、山口勝久、谷明、松村しのぶ、榎木ともひで、大嶋優木、竹谷隆之、香川雅彦、村田明玄
問い合わせ先
福井県立美術館
福井市文京3丁目16-1
TEL:0776-25-0452/FAX:0776-25-0459