平成18年度企画展「京の美意識−伝統の検証者たち」の開催について
県立美術館では、企画展「京の美意識ー伝統の検証者たち」を開催し、また、期間中、下記のとおり関連行事を実施します。
1 会期 平成18年10月6日(金)〜11月5日(日)
※期間中休館日10月16日(月)、30日(月)
2 開館時間 午前9時〜午後5時(金曜日は午後8時まで)
※入館は閉館30分前まで
3 展示内容
平安遷都以来、日本の都であった京都は、同時に日本の伝統文化の中心地でもありました。千年以上もの長い歴史の中に培われ洗練されてきた美意識は、数多くの優れた作家や作品を育んできました。しかし、日本人の生活や思想が急激に変化している現在、それへの関心や継承が著しく薄れ、伝統を支える美意識が揺らいでいることは否めません。
本展は上村松園(1875〜1949)、小野竹喬(1889〜1979)、徳岡神泉(1896〜1972)、上村松篁(1902〜2001)の4人の物故日本画家、および日本画家の下保昭(1927〜)、上村淳之(1933〜)、伝統建築家の中村昌生(1927〜)、そして陶芸家の樂吉左衞門(1949〜)の4人の現代作家たちで構成されるものです。いずれも文化の都である京都を中心に、伝統を見据えた活動で大きな足跡を遺した作家、そして現在も第一線で活躍中の作家たちです。彼らの作品を通して、創作活動における伝統の意義と、京に息づく美意識とは何かを見つめる展覧会です。
4 出品点数 日本画45点、陶器16点、建築写真・図面・模型約20点
*ただし会期中、一部展示替えがあります。
5 主催 福井県立美術館・福井新聞社
6 企画監修 上村淳之氏(日本画家・松伯美術館長)
7 後援 県内各市町・教育委員会、NHK福井放送局、FBC福井放送、福井テレビ、FM福井
8 会場 福井県立美術館
9 観覧料 一般900円(800円)、大・高生600円(550円)、中・小生400円(350円) ()内は前売り料金
*30名以上の団体は2割引
【チケット販売場所】
福井新聞社読者センター、福井県立美術館、勝木書店本店、ベル、パリオ、アル・プラザアミ、アル・プラザ鯖江、シピィ、ポー・トン、
越前鉄道有人駅窓口、ローソン(Lコード:55151)、サークルK・サンクス、福井新聞県内支社・支局
※ 福井新聞県内支社・支局での販売は、土日、祝日には行いません
※ 前売り発売期間:8月26日(土)〜10月5日(木)
10 関連企画
●講演会(聴講無料) *いずれも午後1時30分より当館講堂にて
10月14日(土)
「伝統と創造 長次郎・樂歴代と私」
樂吉左衞門氏(陶芸家)
10月21日(土)
「日本画の余白について」
上村淳之氏(日本画家/本展企画監修者)
10月28日(土)
「伝統から創作へ」
中村昌生氏(伝統建築家)
●学芸員によるギャラリートーク(展覧会観覧券が必要です)
10月22日(日)、11月4日(土) *いずれも午後2時より会場にて
問い合わせ先
福井県立美術館
福井市文京3丁目16-1
TEL:0776-25-0452/FAX:0776-25-0459