平成20年度企画展
「川喜田半泥子と人間国宝たち −桃山ルネッサンス 陶芸の近代化−」
1 名 称 「川喜田半泥子と人間国宝たち −桃山ルネッサンス 陶芸の近代化−」
2 会 期 平成21年2月27日(金)から3月29日(日)まで
3 会 場 福井県立美術館
福井市文京3丁目16-1
4 開館時間 午前9時から午後5時まで
*入館は午後4時半まで
5 休 館 日 3月9日(月)、3月16日(月)
6 観 覧 料 一般800円、大高生500円、中小生300円 (30名以上の団体は2割引)
身体障害者手帳所持者とその介護者1名半額
(但し、障害者手帳に介護印のある方のみ)
7 主 催 福井県立美術館、読売新聞大阪本社、美術館連絡協議会、(財)自治総合センター
8 協 力 石水博物館
9 協 賛 ライオン、清水建設、大日本印刷
10 企画協力 E・M・I・ネットワーク
11 内 容
川喜田半泥子(かわきた はんでいし)は明治11年(1878年)、三重県の歴代富豪の名門に生まれ、百五銀行の頭取を務めるなど実業界で成功をみた人でしたが、その傍らで陶芸、茶道、書画、俳句などにも才能を発揮しました。特に「しろうと」と自称しながら作る何にもとらわれない自由な茶陶は、数寄風流人半泥子にしか到達できない境地といえます。
また、昭和初期に再評価の機運が高まった桃山茶陶に対しては、単なる模倣や再現にとどまらずに、むしろ学ぶべきはその表現の自由さや独自の表現であり、それを超えるものを作り出さねばならないことを指摘します。そしてその志を共有する荒川豊蔵(あらかわ とよぞう)、金重陶陽(かねしげ とうよう)、三輪休和〈十代休雪〉(みわ きゅうわ)、中里無庵(なかざと むあん)など多くの陶工たちとおおらかな交友が結ばれて、技術的には彼らに学びながらも精神的には牽引する役目を担いました。
本展では半泥子という多才で遊び心に富んだ魅力的な人物とその作品を紹介するとともに、半泥子と親交があった北大路魯山人らを含む陶芸家たちの陶芸、書画、書簡など172点から、昭和初期の桃山ルネッサンスとそれに伴う陶芸の近代化を展観します。
12 関連企画
■講演会:「近代陶芸と川喜田半泥子」 ※聴講無料
講師:榎本徹氏(岐阜県現代陶芸美術館館長)
日時:3月8日(日)午後1時30分〜午後3時
場所:当館講堂
■人間国宝のお茶碗とともに一服のお茶を ※有料
日時:3月15日(日) 午前10時〜午後3時
場所:当館1階
料金:300円(展覧会チケット、案内状を提示の方は200円)
※20分おきに1席最大6名まで参加できます。
協力:福井県立美術館ボランティアの会
■担当学芸員によるギャラリー・トーク ※本展覧会チケットが必要です。
日時: 3月7日(土)、3月14日(土)、3月20日(金・祝) 午後2時〜
★追加開催!:3月28日(土)、3月29日(日) 午後3時30分〜
場所:展覧会場
[同時開催]
所蔵品によるテーマ展「福井の現代美術エトセトラ」
*本展覧会チケットにてご覧いただけます。
問い合わせ先
福井県立美術館
〒:910-0017 福井市文京3丁目16-1
TEL:0776-25-0452/FAX:0776-25-0459