平成20年度企画展
夏休み特別企画!
「中右コレクション 幕末浮世絵アラカルト 大江戸の賑わい 北斎・広重・国貞・国芳らの世界」
1 名 称 夏休み特別企画!「中右コレクション 幕末浮世絵アラカルト 大江戸の賑わい 北斎・広重・国貞・国芳らの世界」
2 会 期 平成20年8月2日(土)から8月24日(日)まで
3 会 場 福井県立美術館 第1、2、3、ギャラリー展示室
福井市文京3丁目16-1
4 開館時間 午前9時から午後5時まで(金曜日は午後8時まで)
*入館はいずれも閉館30分前まで
5 休 館 日 会期中無休
6 観 覧 料 一般800円、大高生500円、中小生300円
*30名以上の団体は2割引
*障害者手帳をお持ちの方は半額
7 主 催 福井県立美術館、(財)自治総合センター
8 内 容
江戸時代、庶民に深く愛され続けた浮世絵には、当時の人たちの美意識や好みが色濃く反映されています。なかでも1800年代以降の幕末期には、目まぐるしく変化する世の中や、繁栄を極めた町民文化を背景に、浮世絵はかつてないほどの盛り上がりを見せました。旅行ブームによる風景画の出現や、魔界小説・幽霊芝居に影響された妖怪・武者絵。幕府政治をテーマとした風刺画や、黒船来航に刺激された開国絵など、美人画と役者絵がほとんどであったそれまでの時代に比べて、バラエティあふれた様々な作品が数多く生まれました。現代でも人気の高い葛飾北斎や歌川広重・国貞・国芳といった絵師たちが腕をふるったのもこの時代です。
本展は、夏休み特別企画として開催するもので、浮世絵コレクターとして著名な中右瑛(なかう・えい)氏(国際浮世絵学会常任理事)の膨大なコレクションから、幕末期の浮世絵約150点を厳選し、「装いとお洒落・女ごころの美人画」「シャレとユーモアの戯画・漫画」など12のコーナーに分けて展示します。
【主な出品作品】
葛飾北斎「冨嶽三十六景 山下白雨」「北斎漫画」
歌川広重「東海道五拾三次之内 庄野」「上野不忍の池 雪の景」
歌川国貞「大当狂言の内 幡随長兵衛」「星の霜当世風俗 行灯」
歌川国芳「人をばかにした人だ」「相馬の古内裏 滝夜叉姫と大骸骨」
歌川芳藤「ふの字づくし福助」
菊川英山「傘美人」
作者不詳「黒船の図」
蹄斎北馬「拳遊び 立芸者」
9 関連企画
◆実演 よみがえる北斎「神奈川沖浪裏」を摺る *要展覧会チケット
8月10日(日) 午前10時 午後2時より(実演時間約1時間30分) 展示室にて
葛飾北斎の名作「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」が、解説を交えた実演で現代によみがえります。その製作過程と摺師の技をお楽しみ下さい。
協力/アダチ伝統木版画技術保存財団
◆家族で楽しむ解説会 *要展覧会チケット
8月3日(日)、17日(日) 午後2時より 展示室にて
学芸員が展示作品を楽しくご紹介します。
[同時開催]
所蔵品によるテーマ展「寄贈作品展」
*本展覧会チケットにてご覧いただけます
問い合わせ先
福井県立美術館
〒:910-0017 福井市文京3丁目16-1
TEL:0776-25-0452/FAX:0776-25-0459