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戦後六〇年特別企画
無言館 遺された絵画展
2005
429日(金) 〜 529日(日)


興梠武  「編みものをする婦人」無言館外観
興梠武 「編みものする婦人」/無言館(長野県上田市)

 「あと五分、あと十分この絵を描かせてくれ・・・
  小生は生きて帰らねばなりません。 絵を描くために・・・。」

一度だけでいい、あなたに見せたい絵がある・・・。

平成172005)年は終戦から60年になります。戦争中、画家になることを夢み、生きて帰って絵を描きたいと叫びながら死んでいった一群の画学生たちがいました。「無言館」(むごんかん)は、そうした若き画家たちがのこし、遺族たちが守り続けてきた作品と遺品の数々が収められた美術館です。青春の輝き、戦争の無念、恋人への想い。本展は「無言館」に遺された作品や遺品、手紙を通して《命》に出会う展覧会です。


展覧会名:無言館 遺された絵画展
会期:2005429日(金)〜 529日(日)
休館日:516日(月)、23日(月)
開館時間:9:0017:00 /毎週金曜日は20:00まで開館 ※入場は閉館30分前まで
会場:福井県立美術館 福井市文京3-16-1 TEL0776-25-0452
主催:福井県立美術館、戦没画学生慰霊美術館「無言館」、NHK中部ブレーンズ
後援:福井新聞社、NHK福井放送局
企画協力:NHKきんきメディアプラン
入場料:一般 800円、大・高生 500円、小・中生 300円 ※30名以上の団体は2割引

講演会:
『無言館』のこと −生と死の画家たち−
窪島誠一郎氏(無言館・信濃デッサン館館主)
5
15日(日)1400〜 美術館講堂にて
※聴講無料


展覧会概要:
 平成172005)年は終戦から60年となります。戦争中、数多くの若い生命が戦地に駆り出され、戦場のツユと消えました。そうした中には、画家になることを一心に夢み、生きて帰って絵を描きたいと叫びながら死んでいった一群の画学生たちがいました。

 戦没画学生慰霊美術館「無言館」(長野県上田市)は、そうした画学生たちが遺した作品と、生前の彼らの青春の息吹を伝える遺品の数々を末永く保存・展示し、今を生きる私たちの精神の糧にしてゆきたいという画家・野見山暁治氏(昭和18年東京美術学校卒・東京芸大名誉教授)の積年の希いをもとに、平成9年「信濃デッサン館」の館主・窪島誠一郎氏が、その分館として全国3000余名にもおよぶ協力者の芳志により開館したものです。

 また、無言館がオープンしてからその活動に賛同する新たな戦没画学生の遺族による作品の寄託希望が相次ぎ、その数は600点を超えるまでになりました。絵を預けながら展示スペースの関係で未だ展示されていない遺作も数多くあります。

 本展はそれら収蔵作品の中から未公開の作品を中心に、他館の戦没画学生の収蔵作品も併せ、58名の約130点の日本画・油彩・彫刻などの遺作と遺品資料を展示します。

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下記にて本展の感想や意見をご覧いただけます。

http://blog.goo.ne.jp

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全国巡回予定:

本展は以下の日程にて巡回が予定されています。お出かけの際は、各開催館へご確認願います。

【東京展】東京ステーションギャラリー 20052/53/21
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/index.asp

【福井展】福井県立美術館 20054/295/29
http://info.pref.fukui.jp/bunka/bijutukan/bunka1.html

【愛知展】豊川地域文化広場桜ヶ丘ミュージアム 20056/107/3
http://www.city.toyokawa.aichi.jp/tanto/bunka/museum.html

【兵庫展】丹波市立植野記念美術館 20057/87/24
http://www.city.tamba.hyogo.jp/edu/bunka/rekisi03.htm

【京都展】京都府京都文化博物館 20057/308/28
http://www.bunpaku.or.jp/

【広島展】尾道市立美術館 200512/2320062/5
http://kankosv1.kankou.pref.hiroshima.jp/webindex.nsf/pages/3-P005-11

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