福井県立美術館 特別企画展・コレクション/テーマ展案内  令和4年度(2022年4月〜2023年3月)

■2022年4月28日(木)−6月12日(日)休館日:5月16日(月)

特別企画展@

春色爛漫 花の宴 培広庵コレクション ザ 美人画

 
上村松園《桜可里能図》昭和10(1935)年頃 培広庵コレクション

品の高いの美人画の数々で知られる培広庵コレクションを福井で初公開。江戸時代の浮世絵からモダンな昭和の作品まで、伝統の中に新しい風を取り入れ、時代と共に移りゆく美人画の系譜を辿ります。
とりわけ本展では、女性の描く美人画に着目し、女性の社会進出と芸術との関係にひとつの焦点を当てます。近代の日本画壇において女流画家は珍しい存在でした。しかし、文部省美術展覧会などで活躍する彼女たちは、多くの女性にとって憧れの存在となっていきました。巨匠として名高い上村松園をはじめとして、女性ならではの観点で紡がれる作品の数々からはそれぞれの美への探求がうかがわれます。
このほか渡辺省亭、鏑木清方、竹久夢二など華やかな美人画の世界をご堪能いただきます。
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■2022年4月28日(木)−6月12日(日)休館日:5月16日(月)

テーマ展/コレクション展@

HUMAN BEING 創られし人間たち/新収蔵品紹介


松崎真一《裸漢(衣・食・住)》1977年

コレクションの中から魅力あふれる人物画や肖像画 、人体彫刻などを展示し、美術における多様な“人間”の表現を紹介します。令和3年度の新収蔵作品もご紹介します。
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■2022年7月15日(金)−8月 31日(水) 会期中無休

特別企画展A

“創造する広告⇔アート⇔新しい光”戸田正寿の世界



日本を代表するアートディレクター戸田正寿(1948−、福井県出身)
〈アーティスティックでクリエイティブな広告の代表例〉
○美しい映像で吟遊詩人ランボーを紹介した《サントリー・ローヤル》
○ペンギンたちの恋愛模様をドラマティックなアニメーションで描いた《サントリー・缶ビール》
○カンパニーアイデンティティを方向づけた《伊勢丹》
○新しい雑誌のコンセプトを打ち出した《アエラ》
戸田はこれらの広告によって、それまでの常識を覆し、新しい広告像を提示。近年は光るキャンバス「Lightface」(2013年)の意匠監修や、刻々と変化する雄島(福井県坂井市)の景観を鑑賞する「Brilliant Heart Museum」(2018年)を完成させるなど、自身の美意識をかたちにすべく斬新な試みを行っています。
本展では、一時代を築いた戸田の広告作品群を一堂に披露するとともに、「Lightface」をキャンバスに見立てた光る作品や「Brilliant Heart Museum」から見える雄島の四季の移り変わりをダイジェスト映像で紹介し、戸田正寿の世界観に迫ります。


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■2022年9月30日(金)−11月6日(日) 会期中無休

特別企画展B

今、あなたにつたえたい ミリオンセラー・ロングセラーの絵本たち


『からすのパンやさん』(かこさとし・作/絵 偕成社)より ©1973KAKO Satoshi

画像提供:福岡アジア美術館


親から子へ、子からその子へと世代を超えて長く愛され、受け継がれる上質な絵本はページをめくるたびに子どもたちの心を躍らせ、大人をも魅了する力をもっています。大切なものは、幸福とは何か、絵本を通して未来に伝えていきたいメッセージをひもといていきます。
本展は日本国内で販売部数100万部を超える絵本や、長く愛されるロングセラーの絵本のほか、著名な児童画家、洋画家、日本画家による絵本を原画や複製原画で紹介します。また、世界初の絵本美術館である、ちひろ美術館の世界各国の絵本原画やピエゾグラフのコレクションから、日本でも100万部を超える人気絵本をはじめとする、様々な国の多様な表現をご紹介します。
本県出身(越前市)の2人の優れた絵本作家、かこさとしといわさきちひろについては拡大パネルや、絵本の世界を体感できるフィギュアなどを交えた特集展示を行います。
絵本で育ち、絵本を愛する人たち、そしてこれから新たに絵本の世界に踏み入れる全ての人たちに、楽しんで頂ける内容でお届けします。
『からすのパンやさん』に出てくる素敵な形のパンの模型がどっさり84種類ならび、楽しい絵本の世界が広がります。
■2022年9月30日(金)−11月6日(日)会期中無休

テーマ展/コレクション展A

おしゃべりな絵


三輪晁勢《鳥》1966年

耳をすますと作品からにぎやかな音が聞こえてくるようです。本展覧会は、人間同士の会話や動物、自然、色、形など思わず音が聞こえてきそうな作品をご紹介します。どうぞ耳を傾けて作品をご覧ください。

秋〜初秋から晩秋まで〜


岡不崩《菊花図》制作年不詳

季節は夏から秋へと移ろい、日常に秋の気配を感じる風景や景色が広がります。本展覧会は初秋から晩秋まで様々な秋の情景をテーマに所蔵作品を紹介します。
■2022年11月23日(水・祝)−12月4日(日)休館日:11月28日(月)、29日(火)

第73回福井県総合美術展


テーマ展/コレクション展B

土岡秀太郎 福井のアートを拓いた男

■会期:2022年12月9日(金)−2023年1月15日(日)
休館日:月曜日、年末年始(12月29日(水)〜2023年1月2日(日)※ただし、1月9日(月・祝)は開館し、11日(火)が休館。

  
木下秀一郎《土岡氏の夜像》1922年                           

福井の現代アートの礎を築いた美術指導者 、土岡秀太郎が大正11年に「北荘画会」を創立してから、ちょうど100年。これに合わせ、関係者らが秘蔵する貴重な作品、資料を展示し、土岡の功績を広く紹介します。

テーマ展/コレクション展C

新春展 動物コレクション

■会期:2023年1月3日(火)−2023年1月15日(日)
休館日:1月10日(火)


下村観山《寿星》(右隻・部分)1915年頃                  

昔から動物は絵画や工芸のテーマとなり、様々に表現されてきました。それらは身近なものだけでなく、想像上の動物も描かれています。本展覧会は所蔵作品から動物をテーマとして描かれた作品を紹介します。
        

テーマ展/コレクション展D

奇才!風刺画家オノレ・ドーミエ

■会期:2023年1月20日(金)−2月19日(日)
休館日:月曜日


オノレ・ドーミエ《買う前に臭いを(パリっ子の典型)》1842年

オノレ・ドーミエは19世紀フランスで風刺画家として活躍しました。本展覧会では、風刺画家として活躍していたドーミエの一連の版画とともに、ドーミエが寄稿した挿絵入り風刺新聞『ラ・カリカチュール』を合わせて出品。ドーミエのユーモラスな風刺の世界を紹介します。


みんなの暮らし〜人々の姿や風景から〜



鈴木千久馬《サンマルコ(ベニス)》1929年

それぞれジャンルが違う「風景画 」と「風俗画 」ですが、両者ともに日常を送る人々の暮らしの様子が息づいています。本展覧会は「 風景画 」や「 風俗画 」を中心に、地域や時代によって人々の日常の暮らしをさまざまに表現した作品を紹介します。
■2023年2月12日(日)−19日(日)

福井県立美術館実技講座受講生作品展

■2023年2月15日(水)−19日(日)

福井県立美術館友の会実技講座受講生作品展


テーマ展/コレクション展E

イメージWORKS 映像の実験室

■会期:2023年2月24日(金)−3月26日(日)
休館日:月曜日


ナムジュン・パイク《 メイド・イン・永平寺》1986年 

コレクションの中から写真や映画、ビデオなど映像を用いた斬新な作品を特集します 。世界的なメディアアーティスト、ナムジュン・パイクが永平寺を訪れて制作した作品《メイド・イン・永平寺》は、福井に残された貴重な関連資料も合わせて紹介します。