日本を代表するアートディレクター戸田正寿(1948−、福井県出身)
〈アーティスティックでクリエイティブな広告の代表例〉
○美しい映像で吟遊詩人ランボーを紹介した《サントリー・ローヤル》
○ペンギンたちの恋愛模様をドラマティックなアニメーションで描いた《サントリー・缶ビール》
○カンパニーアイデンティティを方向づけた《伊勢丹》
○新しい雑誌のコンセプトを打ち出した《アエラ》
戸田はこれらの広告によって、それまでの常識を覆し、新しい広告像を提示。近年は光るキャンバス「Lightface」(2013年)の意匠監修や、刻々と変化する雄島(福井県坂井市)の景観を鑑賞する「Brilliant Heart Museum」(2018年)を完成させるなど、自身の美意識をかたちにすべく斬新な試みを行っています。
本展では、一時代を築いた戸田の広告作品群を一堂に披露するとともに、「Lightface」をキャンバスに見立てた光る作品や「Brilliant Heart Museum」から見える雄島の四季の移り変わりをダイジェスト映像で紹介し、戸田正寿の世界観に迫ります。