「ナノめっき技術」により、数十ナノメートル(1ナノメートルは、100万分の1ミリメートル)の厚さでめっき処理が可能。接合面積を減らすことができるため、自動車、スマートフォンなどの電子機器の小型・軽量化に大きく貢献しています。また、原料の削減や省エネ化にも繋がる事から、本技術は、今後のナノレベルの接合めっきテクノロジーを支える技術として、様々な分野で応用が期待されています。
創業以来40年以上培ってきたバレルめっき技術によって、微小な電子部品に均一にめっき処理することができます。近年では電子部品サイズも0.2mm程度と、非常に小さくなっており、当社の技術は時代のニーズに対応しています。更に小さい製品として、これまで不可能と言われた「数マイクロメートル(1マイクロメートルは、1,000ナノメートル)粉体」の表面にもめっき処理ができる点に特徴があります。
パワーデバイスへの無電解ニッケル/金めっき
MEMSデバイス 貫通孔への銅めっき
ハイブリッド車や電気自動車で使用されているパワーデバイスへのめっき加工において、裏面にはめっき析出させず、必要な箇所へ
部分めっきをすることができ、高温耐性にも優れためっき膜の形成が可能です。国内車載メーカーやデバイスメーカーから多数の加工依頼をいただいています。
また、MEMSセンサーデバイスにおいても、高アスペクトのめっき配線形成やΦ50um程度の貫通孔へ銅めっきの埋め込みが可能です。
難素材チタンへの金・白金めっき
バイオセンサー金型と電鋳にて製作
生体適合 撥水複合めっき
撥水めっき技術とは、Ni-PTFE複合めっきと呼ばれ、Niめっき膜にPTFE微粒子を共析させています。水を弾く機能を持っためっき膜形成技術であるため、当技術を医療機器に用いることで、血液が付きにくく、血液が付着してもすぐ拭き取れる医療機器の提供をサポート。医療現場に大きく貢献しております。
代表者 | 代表取締役社長 清川 肇 |
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連絡担当者 | 技術部 課長 児玉 清人 |
設立 | 1963年3月 |
資本金 | 4,000万円 |
従業員数 | 330名(グループ全体) |
売上高 | 70億円 |
主要取引先 | 大手電子部品メーカー、大手半導体メーカー、医療機器メーカー |
事業内容 | めっき加工、表面処理 |
当社は、ISO9001、ISO14001を業界に先駆けて取得。2014年度には第5回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞において、中小企業庁長官賞を受賞しました。これからも、他社にないめっき技術で、最先端製品をお客様と共に開発し、社会に貢献していくことを目指しています。