繊維
災害時の避難所などでの安眠確保に貢献する多機能マットを開発
国内外で地震などが相次ぎ、災害時の備えの重要性が再認識される中、避難所などでの被災者の快適な寝心地を追求した防災マットを開発しました。
クッション素材には緩衝性に優れた発泡ポリエチレンを使用しており、保温効果も高く、冷たく堅い床から被災者を守ります。また、抗菌・防臭加工を施してあるので、とても清潔です。防災・防犯関連製品を集めて東京ビッグサイトで開催された「危機管理産業展」や「産業交流展 震災復興ブース」、大阪で開催の「地域防災防犯展」等に出展し、多くの反響がありました。
折りたたみ式サポートマットは睡眠確保を中心に、その他災害時に役立つ数々の機能を備えています。
まず、吸水性の低い発泡ポリエチレンを使用し、生地に撥水性の高い素材を使ったことから、水に浮かべる浮き具として使うことも可能です。また、マットの縁に高強度の10本の持ち手を付けており、搬送用の担架としても使用できます。さらには、コンパクトに折りたたんで腰かけとしても活用でき、平常時は省スペースで保管することが可能となっています。
| 代表者 | 代表取締役社長 稲山 幹夫 |
|---|---|
| 連絡担当者 | 財経総務課 課長 松本 成樹 |
| 創業 | 1932年11月 |
| 設立 | 1963年1月 |
| 資本金 | 5,000万円 |
| 従業員数 | 60名 |
| 売上高 | 5億5,000万円 |
| 主要取引先 | 伊藤忠商事㈱、帝人フロンティア㈱、三菱レイヨン㈱、各地方自治体 他 |
| 事業内容 | 合繊織物の企画開発、製造、販売 ・スポーツ衣料・ユニフォーム衣料用機能性素材 ・婦人衣料用高感性素材 |
長時間の避難生活による体力消耗が原因で起こる二次被害が問題となっており、もしもの時に防災アイテムを備えているかどうかが運命の大きな分かれ目となります。当社が長年にわたり培ってきた織物のテクノロジーを活かしたこの製品により、二次被害防止に貢献したいと考えています。
