取水装置「GSTPスクリーン」
(写真は福井県南越前町に設置したポンプ搭載型)
動力は使用せず、スクリーンの上を流下する越流水により、落ち葉などの浮遊塵芥を除塵しながら取水します。また、砂礫などの沈殿物は堰上流に堆積し、取水に影響を与えることはありません。さらに、沈殿物はGSスクリーンを上げることで流水により押し流されるため、維持管理も非常に簡単です。(GSスクリーンは、当社特許を活用して、福井鐵工㈱において製造・販売しています。)
地中熱は、一年を通して10~20℃の安定した再生可能エネルギーです。地中熱を利用した冷暖房は、省エネやCO2削減効果に優れていますが、初期コストが高い課題があります。そこで、貯水蓄熱を効率良く利用することで長さを従来の2分の1に短縮し初期コストを30%削減した「ライニング地中熱交換器」と、エアコンの出力に合わせた循環水量の調整によって、必要な地中熱のみの利用と採熱効率の向上を可能にした「熱収支バランス制御ユニット」を開発しました。さらに、地中熱交換器からエアコンまでを統一システム化することで、無駄のない冷暖房システムが完成しました。この「ライニング地中熱冷暖房システム」を事業所に実装し消費電力量を比較した結果、従来の空冷式エアコンに比べ、年間の消費電力量を約50%削減できる可能性を確認しました。(本システムは、共同開発者のベルテクス㈱において製造・販売します)(この研究成果は(国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業(JPNP10020)により得られたものです。)
代表者 | 代表取締役 安本 悟司 |
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連絡担当者 | 磯野 泰子 |
設立 | 1998年4月 |
資本金 | 1,000万円 |
従業員数 | 9名 |
主要取引先 | 官公庁、建設コンサルタント他 |
事業内容 | 環境、公園、光修景、克雪、利雪、上下水道施設、新エネルギーなどの調査、企画、設計、施工管理・環境教育、コンピュータソフト開発など・オゾン水処理システムの開発、設計・工場廃水処理(水性塗料、クーラント他)・ライニング地中熱冷暖房システム開発(NEDO) |
当社は、融雪、水道施設および公園緑地設計などの環境分野を得意とする建設コンサルタントです。近年は、再生可能エネルギーであり、CO2も削減できる廉価な地中熱冷暖房システムの開発や、高濃度オゾン水処理装置にも力を入れています。これからも生活を快適に、環境負荷が少なくなるような技術を提案していきたいと思います。