現在、日本を含む先進各国において高齢化が進み、介護や老人医療の充実が図られ、安全対策のひとつとして、滑り止め素材が至る所に用いられています。また、地震や火災、事故などの緊急時の安全対策としても、滑り止め素材は重要な役割を担っています。
従来の滑り止め素材は、汚れが落ちにくい、伸びない、通気性が悪いといった問題点がありました。当社が開発した滑り止め材(ハニーグリップ)は、従来の編み手法や編み組織を改良し、ニット生地に滑り止め材を編み込む製法を開発しました。それにより、ニット生地に別の機能(抗菌、防臭、撥水、吸水など)を付加することができ、滑り止め製品全体にも新しい機能を付加できるようになりました。通気性や洗濯性が良く、接触面へのダメージもないため、従来製品の高機能化や衣料製品などへの応用が検討されています。
代表者 | 代表取締役 清水 敬互 |
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連絡担当者 | 西野 二三夫 |
設立 | 1973年4月 |
資本金 | 3,000万円 |
従業員数 | 48名 |
売上高 | 14億4,100万円 |
事業内容 | 丸編ニット生地の開発、製造、販売 ・衣料用途 ・資材用途 ・その他生活関連ニット生地の製造販売 |
日本の繊維製造業界は、他のアジア各国の非常に安価なコピー製品の攻勢にさらされています。ハニーグリップは、編み方法が特殊なため、他社・諸外国でのコピーは不可能な製品です。当社は、困難なものづくり技術の開発ではなく、人類に役に立つものづくりを前提に製品開発し、差別化しています。