歳時記一覧

    • 虫送り

    虫送り

    伝統行事

    8月上旬

    小浜市

    [ 小浜市宮川地区 ]

     農作物の大敵である、害虫の駆除を祈願して行う行事です。かつては県内各地で行われていましたが、農業技術の進歩や農薬の普及により、現在では少なくなりました。
     当日は、小中学生による太鼓打ちから始まり、日暮れとともに松明に火を点け、鉦・太鼓と道行き歌で囃しながら中央会場に集合し、僧侶による虫供養の法要が行われます。

    • やんしきまつり(やんしき踊りは通年)

    やんしきまつり(やんしき踊りは通年)

    伝統行事

    8月上旬

    鯖江市

    [ 鯖江市桜町 西山公園 ]

     やんしき踊りは、嶺北・丹南地域に広く伝わる盆踊りで、鯖江が発祥の地とされています。かつてはたくさんの踊りがありましたが、現在は「伝助・やんしき・江州・追分け」の踊りを総称して「やんしき」と呼ばれて、地域住民に受け継がれています。。
     西山公園で開催される「やっしきまつり」は、やんしき踊りがメインイベントのお祭りで、夏の風物詩としておなじみとなっています。

    • 太田新保の七夕行事

    太田新保の七夕行事

    伝統行事

    8月上旬

    越前市

    [ 越前市太田新保町内 ]

     短冊に願いをこめる「七夕まつり」と、田んぼの害虫除けと豊作を祈る「虫送り」が一緒になった行事です。
     昼間には、子どもたちが願い事の書かれた短冊を飾った笹飾りを手に町内を練り歩き。夜には火のついた松明をもって、豊作を願い田んぼを回ります。

    • 秋葉山秋季祭礼

    秋葉山秋季祭礼

    伝統行事

    8月上旬

    永平寺町

    [ 永平寺町志比 秋葉大権現 ]

     永平寺門前町の街道のなかほどにある階段を上ると、見えてくるのが秋葉権現堂です。地元では親しみを込めて「あきはさん」と呼んでいます。あきはさんは防火の神様で、かつて幾度もの大火に見舞われた門前の人々は、古くからあきはさんを信仰してきました。現在も春と秋には秋葉山祭礼を行い、火防・無病息災・諸願成就を祈ります。 現在の建物は昭和46年秋に再築されたもので、「秋葉大権現」「金毘羅大権現」「薬師如来」が奉られています。

    • さかい夏祭り

    さかい夏祭り

    地域の催事

    8月上旬

    坂井市

    [ 坂井市坂井町上新庄 坂井グラウンド ]

     毎年夏に坂井グラウンドで開催されるお祭りで、盆踊りや模擬店のほか、「かがしコンテスト」が開催されます。
     のどかに広がる田園地帯で、昔は必ず愛嬌のある顔を見せてくれていた案山子ですが、坂井でも案山子の姿を見ることは出来なくなっていました。
     そこで、平成元年から、さかい夏祭りのメインイベントとして「かがしコンテスト」を開催しています。
     米どころ坂井のPRと市民のふれあいを目的として開催されており、歴代のかがしの中には、「牛の交差点」・「鬼の交差点」など市内外に広く知られているものもあります。

    • 若狭おおいのスーパー大火勢

    若狭おおいのスーパー大火勢

    地域の催事

    8月上旬

    おおい町

    [ おおい町成海 うみんぴあ大飯 ]

     おおい町で江戸初期から300年以上の歴史があるとされる、火災鎮護や五穀豊穣を祈願する伝統行事「火勢」。
     若狭おおいのスーパー大火勢は、この行事をモチーフにした催しで、1995年から開催されています。高さ20メートル、重さ1トンの木の葉型のスーパー大火勢が真夏の夜空を焦がします。水をかぶった若衆が掛け声を上げながら大火勢を回し、勢いよく炎を上げて辺りに火の粉をまき散らす、豪壮な火祭です。

    • 若狭瓜割名水まつり

    若狭瓜割名水まつり

    地域の催事

    8月上旬

    若狭町

    [ 若狭町天徳寺 若狭瓜割名水公園 ]

     美味しいお米や酒、そばなどを作り出す名水に恵まれた福井の中でも、あまりの冷たさに瓜が割れたという逸話がある瓜割の水。その名水湧き出る美しい自然からは特産品の熊川くずが取れるほか、ここでしか育たない紅藻もあります。
     「瓜割の滝」は名水100選にも選ばれており、若狭瓜割名水まつりは名物の流しそうめんなど多彩な催しで賑わいます。
     若狭湾へ注ぐ北川上流に自生した葛の根を原料とする熊川くずは、清流でくり返しさらすことによって作られます。

    • 福井フェニックスまつり

    福井フェニックスまつり

    地域の催事

    8月上旬(第1日曜を含む金・土・日曜)

    福井市

    [ 福井市 福井駅周辺ほか ]

     福井市が戦争や地震から不死鳥のごとく復興したことを祝福するため、1954年に第1回「ふくいまつり」として開催した記念祭が始まりです。
     1982年に「福井フェニックスまつり」の名前が付けられました。
     まつりは、8月の3日間の期間中「花火大会」「民踊・YOSAKOIイッチョライ」「マーチング」のほか、たくさんの行事があり、期間中は真夏の祭典として盛大に開催されます。

    • 三国花火大会

    三国花火大会

    地域の催事

    8月11日(山の日)

    坂井市

    [ 坂井市三国町宿・米ヶ脇、新保三国サンセットビーチ・九頭竜川ボートパーク ]

     北陸を代表する花火大会の1つに挙げられる花火大会。
     戦前から行われていた歴史ある花火大会でもあり、当初は京福電鉄が開催していましたが、その後三国商工会と京福電鉄が中心となり、一旦中断の時期を経て、昭和56年から再開されました。
     見上げた夜空いっぱいに広がる二尺玉や、船から海に投げ込まれ海面をきれいに彩る、三国花火の名物である水中花火、様々なオリジナル花火などが打ち上げられ、年を追う毎に、その打上げの規模も大きくなっています。

    • おおの城まつり

    おおの城まつり

    地域の催事

    8月12日(~16日)

    大野市

    [ 大野市明倫町 越前おおの結ステーション、六間通り、真名川憩いの島 ]

     おおの城まつりは、毎年8月のお盆期間に、市内の各会場で踊りや花火大会が開催されます。
     特に15、16日の夜は六間通りで、おおのおどり、しっちょいな踊り、神子踊り、御前踊りを踊る姿が見られます。
     「天空の城」で福井県認定の「しあわせの聖地」にも選ばれている越前大野城が再建された、昭和43年から続いています。

    • 奥窪谷の六斎念仏

    奥窪谷の六斎念仏

    伝統行事

    8月13日

    小浜市

    [ 小浜市西相生 ]

     奥窪谷の六斎念仏は、昔、「だんご善」という人によって伝えられたといわれている伝統行事で、1月16日の仏法始めと、お盆の8月13日、14日、17日(十七夜)、二百二十日と、2月から10月までの毎年14日の念仏講に奉納されることになっています。
     踊りは、小学生・中高生・青年がそれぞれ担当して、奉納します。
     この伝統行事の継承のために、保存会が作られて、熱心な練習も行われています。

    • 越前市サマーフェスティバル

    越前市サマーフェスティバル

    地域の催事

    8月13日(~15日)

    越前市

    [ 越前市中心市街地、越前市 蓬莱町 蔵の辻、日野川河川緑地公園、万代橋~帆山橋間 ]

     越前市の夏を彩る地元のお祭りです。
     約2千人もの市民が参加する「ふるさと踊り」や、よさこい踊りや市民芸能で盛り上がる「わっしょい越前」が行われ、花火大会では、日野川を舞台に県内最大級1万発もの花火が楽しめます.

    • なんぼや踊り

    なんぼや踊り

    伝統行事

    8月14日(~15日)

    坂井市

    [ 坂井市三国町安島 大湊神社 ]

     「なんぼや」は三国町安島地区にある大湊神社のお盆に、「よいやんせ」「三国節」などとともに毎年歌い踊られている盆踊歌です。
     緩やかなテンポの古風な踊りで、江戸時代の住民の様子を素朴に歌っています。

    • 山おろし

    山おろし

    伝統行事

    8月14日(~15日)

    おおい町

    [ おおい町鹿野 火勢山 ]

     おおい町鹿野区の伝統行事で、夜、火勢山に登り、約15mある火勢棹を回したり倒したりを繰り返します
     その後、太鼓や笛などで囃しながら下山し、区内を練り歩き、仏燈寺の境内で踊る「山おろし」が行われます。

    • 火勢

    火勢

    伝統行事

    8月14日(~15日)

    おおい町

    [ おおい町福谷 伊射奈伎神社、熊野神社 ]

     江戸時代中期から続くとされるおおい町福谷の火勢山(桟敷山)山頂で行われる火祭りです。
     木の柱に茅の束付けた横木をつけ、木の葉のような形にして、夜火をつけます。何回か回転させた後に倒すということを火が消えるまで繰り返します。必ず2晩行うことになっていて、種火は京都の愛宕神社からもらってきたものを使います。

    • 谷はやし込み行列

    谷はやし込み行列

    伝統行事

    8月15日

    勝山市

    [ 勝山市北谷町 谷区 ]

     豪雪地帯として有名な勝山市北谷町谷区で行われていたこの行事は、もともと小正月の神事として「谷のお面さん」の御開帳とあわせ、五穀豊穣を祈願して行われていましたが、1972年に過疎化等により途絶えてしまいました。
     2000年に地元出身者が中心となり、お盆の帰省の時期にあわせ復活を遂げ、現在も市内外の有志たちが力を合わせて毎年開催しています。
     行列は殿様行列を模しており、当日は、殿様や弁慶に仮装した一行が地区を練り歩き、神社の境内で謡、三番叟、神楽などの芸能を奉納します。

    • 鬼ヶ嶽火祭り

    鬼ヶ嶽火祭り

    伝統行事

    8月15日

    越前市

    [ 越前市大虫町 大虫神社 ]

     毎年8月15日、夕方に松明をかかげた行列が大虫神社を出発し鬼ヶ嶽を登る神事です。
     昔は鬼ヶ嶽は「丹生ヶ嶽」と呼ばれていましたが、山腹に白い鬼女が住みついて村人を襲っていたのを村の若者たちが退治し、鬼ヶ嶽と呼ばれるようになったといわれています。この時に退治した場所にかかっていた橋が、現在鯖江市と越前市の間にかけられている「白鬼女橋」という名前だそうです。

    • 舟寄踊

    舟寄踊

    伝統行事

    8月15日

    坂井市

    [ 坂井市丸岡町舟寄 白山神社前、旧北陸街道 ]

     舟寄地区にある白山神社前、旧北陸街道で開催されて踊りです。
     朝倉義景の家臣黒坂備中守景久が、姉川の合戦に出陣する際に、領民が武運長久を祈り、士気を鼓舞するために踊ったのが起源と伝えられており、とても古い歴史があります。
     毎年旧盆の8月15日に地区民あげて踊られる盆踊りです。

    • 竹田じょんころ

    竹田じょんころ

    伝統行事

    8月15日

    坂井市

    [ 坂井市丸岡町竹田地区 ]

     竹田地区に古くから伝承されている踊りで、かつては15日から16日にかけて行われていましたが、今では、15日の夜に行われます。
     各地区が輪番で行います。
     哀調を帯びたひなびた節回しと、「アラ ドッコイサ ノサッサ・・・」と腰を低く落としながら、身をくねらせ踊る優雅なしぐさがこの踊りの見どころとされています。

    • 上野の盆踊り

    上野の盆踊り

    伝統行事

    8月15日

    南越前町

    [ 南越前町上野 栄泉寺 ]

     南越前町上野の栄泉寺で毎年催される盆踊り(はねそ踊り)で、江戸初期から伝わっているとのことです。
     盆踊りは、盆に招かれてくる精霊を慰め、送る踊りと考えられているもので、県内各地の夏祭りでも地域ごとの踊りが残っています。

    • 精霊船送り

    精霊船送り

    伝統行事

    8月15日(菅浜) 8月16日(和田)

    美浜町

    [ 美浜町菅浜 菅浜海岸 美浜町和田 和田海岸 ]

     精霊船送りとは、お盆にお供えをした供物を精霊船に乗せ、海に流す伝統行事です。菅浜地区の精霊船は麦藁、茅、竹を材料に作られていて、長さ6mにおよびます。仏壇に供えてあったお供えものや花などを船に入れ、その年に初盆を迎える家族の代表が乗り沖へ出ていきます。
     和田地区では、その年初盆を迎えた人の数の瓜などで作られた人形が乗せられます。墓参りを終えた人々はお墓に供えてあったものを船に積み、船の灯篭に火を灯し、海に送り出します。

    • 盆踊り(てっせん踊り)

    盆踊り(てっせん踊り)

    伝統行事

    8月15日

    若狭町

    [ 若狭町熊川 児童館 ]

     若狭町熊川で、大正のはじめごろまで、「てっせん踊り」という民謡があり、毎年お盆に踊られていました。
     大正以降は途絶えていましたが、平成10年に京都の一乗寺郷土芸能保存会のご指導により復活し、現在では、毎年お盆の8月15日に踊られています。

    • とびつきだんごのお供え

    とびつきだんごのお供え

    食の風習

    8月中旬(お盆)

    坂井市

    [ 坂井市 ]

     坂井市で、お盆の15日に仏様のお供えとして作られる伝統料理です。
     一見おはぎのように見えますが、団子の表面についたささげのふくろははじけていません。表面にささげがとびついたように見えるのでこの呼び名が付いたといわれています。

    • とうろう流しと大花火大会

    とうろう流しと大花火大会

    地域の催事

    8月16日

    敦賀市

    [ 敦賀市松原町、 気比の松原 ]

     名勝気比の松原をバックに繰り広げられる幻想的な一夜。たくさんのとうろうが海を鮮やかに彩り、海上には花火が打ち上げられます。
     会場となる気比の松原は、日本三大松原の一つで、国の名勝地に指定されており、福井ふるさと百景にも選定されています。(福井ふるさと百景は福井の美しい景観を残すために選定されたものです)

    • 岩崎観音祭

    岩崎観音祭

    伝統行事

    8月18日

    あわら市

    [ あわら市吉崎 岩崎区観音通り ]

     岩_観音は蓮如ゆかりと伝わる観音で水上安全・家内幸福を願い、岩_地区の岩室に安置されています。
     例祭は8月18日の夕刻から行われます。岩室に安置されている8体の石仏の行灯に灯が点され、地域の人々が日ごろの感謝をこめて観音様にお参りをしていきます。

    • 若狭能倉座の神事能

    若狭能倉座の神事能

    伝統行事

    8月19日

    若狭町

    [ 若狭町気山 宇波西神社 ]

     若狭町気山の宇波西神社の秋祭りで、若狭能倉座による風祈能の奉納が行われます。
     風祈能は台風が多くなる時期を控え、収穫前の農作物が被害を受けないようにと五穀豊穣を祈るものです。
     現在、8月19日に宇波西神社、20日に美浜の弥美神社で風祈能が上演され、10月28日には新穀感謝祭能などが上演されています。

    • 海士坂の送り盆(人形もやし)

    海士坂の送り盆(人形もやし)

    伝統行事

    8月20日

    若狭町

    [ 若狭町海士坂 大蔵寺 ]

     若狭町海士坂で、8月20日の夜に行われる「送り盆」は、大きなワラ人形を燃やすという珍しい行事です。
     夜、地区内の大蔵寺から、太鼓囃子を行う者と松明を持った住民が、人形が設置された広場まで練り歩き、送り火をします。
     区長が提灯の火ででワラ人形に点火すると、導師によってお経があげられます。
     人形が燃え盛りクライマックスに達するころには、囃子も佳境に入り、参加者はそれぞれ団子や線香などを供えてお精霊を供養します。

    • 越前朝倉万灯夜

    越前朝倉万灯夜

    地域の催事

    8月中旬

    福井市

    [ 福井市城戸ノ内町 一乗谷朝倉氏遺跡 ]

     「一乗谷朝倉氏遺跡」は、戦国時代に朝倉氏5代が約100年にわたって越前の国を支配した城下町跡で、特別史跡・特別名勝・重要文化財と、全国6例目となる国の三重指定を受けています。
     越前朝倉万灯夜では、城下町跡をキャンドルでほのかに灯します。
     朝倉義景公が将軍足利義昭をもてなしたといわれる17の膳を再現した「朝倉膳」が伝承料理として伝わっています。

    • 東郷街道おつくね祭り

    東郷街道おつくね祭り

    地域の催事

    8月中旬

    福井市

    [ 福井市東郷二ケ町 越前東郷駅前広場 ]

     1995年から始まった地区民総参加型のまつりです。
     「おつくね」とはおにぎりのこと。小さい粒が集まっておにぎりになることから、「ひとり一人の人間が集まって、大きなおいしいすばらしいものができる」というポリシーのもと、企画運営すべて住民手作りで行っていて、俵運びリレーなどの企画が行われています。

    • おたまつり&O・TA・I・KO響

    おたまつり&O・TA・I・KO響

    地域の催事

    8月中旬

    越前町

    [ 越前町下河原 オタイコ・ヒルズ ]

     「明神はやし」や地域に伝承される「だいずり太鼓」など、太鼓の文化が今に息づく越前町でで開催される和太鼓の祭典「OTAIKO響」には、全国からアマチュアからプロまでが駆け付け、迫力の演奏を繰り広げます。
     地元の和太鼓チーム「OTAIKO座明神」がトリをつとめます。

※写真は福井新聞社提供(一部除く)