左:カミーユ・コロー「木の茂った河岸で読書する女性」 Camille Corot La Liseuse sur la rive boisee 1874 Huile sur toile
右:ジャック=ルイ・ダヴィッド「マラーの死」 David (et atelier) La Mort de Marat 1793 Huile sur toile
Reims, Musee des Beaux-Arts copyright:MBA Reims 2015/Christian Devleeschauwer.
フランス北部に位置するマルヌ県ランス市所在のランス美術館の豊かなコレクションから、17〜20世紀までのフランス美術を概観する展覧会。
ランス(人口約20万、パリ北東140q)は、シャンパンの醸造地として有名で、世界有数のメーカ―・ポメリー社代々の優れた美術コレクションの寄贈が、ランス美術館の基礎となっています。また、ランスはフランスにとって歴史的に重要な地として、ひときわ格の高い町です。5世紀にフランク国王の初代国王クロヴィス1世が戴冠式をした聖なる場所として、歴代の王は代々ランスのノートルダム大聖堂で戴冠式を行いました。町に3つの世界遺産(ノートルダム大聖堂、トー宮殿、サン・レミ聖堂)をもちます。
本展覧会は、ランス美術館が改修中であることから、ダヴィッド、ピサロ、ドラクロワ、レオナール・フジタをはじめとした最良のコレクションがまとめて日本で公開されるまたとない機会となります。