お知らせ
本日、最終日です!いよいよ、「世紀の屏風絵」も見納めです。どうぞお見逃しなく! ※本日午後5時閉館です。 最後に、本屏風の作家・手塚雄二さんの言葉をご紹介します。 ----------------------- 意外に思われるかも知れないが、自分は実はとても用心深い人間である。制作に入るまでの助走時間を長くとることを常としている。しかし今回の「明治神宮内陣御屏風(日月四季花鳥)」のように、限られた時間のなかで、これまでに経験したこともないような大それたことをするのに、いったいどうすればいいのか、と悩みあげてたどり着いた結果が、自分の庭に明治神宮に生えている同じ木を植えることだった。軽井沢のアトリエの庭に同じ木を植えて、やっと初めて「これで大丈夫だ」と思えた。 楓、栃、欅などを数種類ずつ、葉っぱや枝振りをじっくりと描きたかったので背の低い小ぶりな木を探して植えた。自分の木ならば、必要なときに葉っぱや枝を折って手元にもってくることもできる。実際には、自分の庭に同じ木を植えたからといって、どうということでもないのだが、試行錯誤の場所を自分のなかに整えることで、落ち着いたということだろうか。 制作方法も通常のように写生からそのまま絵にしていくのではなく、部分ごとに組み立てていった。またいつもは大下図と完成した本画の構図はほとんど変わらないのだが、今回は本画に入ってから不思議な力に導かれるように、葉っぱの数がどんどん増えていった。 結果、小下図と大下図は「写し」と「確認」ということになり、本画に入ってから初めて「絵を描く」という状態になったのだ。この屏風の制作は異例づくしの体験となった。 手塚雄二
展覧会は明日閉会します!どうぞお見逃しなく! また本日、午後2時よりギャラリートークを開催します。皆さまのご参加をお待ちしております。 >※会場内で行いますので、観覧券が必要です。
15日(土)14:00から、本展を担当した学芸員によるギャラリートークを開催いたします。作品を前に、その魅力や鑑賞のポイントをお話しますので、是非ご参加ください! ※会場内で行いますので、観覧券が必要です。
本日、午後2時より「世紀の屏風絵 特別公開」の関連イベントとして、記念講演会を開催します! 明治神宮ミュージアム館長・黒田泰三氏をお招きして「あの屏風」の制作背景やその魅力などなど、美術史的な視点からお話いただきます。皆さまのご来場をお待ちしております! 日時:6月8日(土)午後2時から(90分程度) 講師:黒田泰三氏(明治神宮ミュージアム館長) 場所:当館講堂 *申込み不要・聴講無料
本日より「世紀の屏風絵」を特別公開します! 今、この時しか見ることができない屏風をお見逃しなく!!
「『世紀の屏風絵』特別公開」&「手塚雄二展 光を聴き、風を視る」の特設サイトがオープン! 今後展覧会の情報を随時更新していきます。 |