木村武山筆「阿弥陀来迎図」

今年は近代日本画の革新に挑んだ日本美術院が再興して100年の節目の年です。本展では、当館が所蔵する近代から現代の日本画を紹介します。

　 　
左：フィンセント・ファン・ゴッホ 《白い帽子をかぶった農婦の顔》 1884-85年、クレラー＝ミュラー美術館 Kroller-Muller Museum, Otterlo, The Netherlands
右：ヤン・ヘンドリック・ヴァイセンブルフ 《トレックフリート》 1870年、ハーグ市立美術館 Collection Gemeentemuseum Den Haag, The Hague, The Netherlands

若き日のゴッホにも強い影響をおよぼした、19世紀オランダのハーグで活動した「ハーグ派」と呼ばれる画家たちに焦点を当てた日本初の展覧会です。本展では、オランダのハーグ市立美術館の所蔵作品を中心に、クレラー＝ミュラー美術館や国内に所蔵されるバルビゾン派とゴッホの初期作品もあわせてご紹介します。ゴッホに至るオランダ近代絵画史の余り知られていない一面をご覧いただける貴重な機会となるでしょう。