は じ め に
阪神・淡路大震災やロシアタンカー重油流出事故災害を契機に、ボランティア活動の意義と成果が全国的にも大きく評価されることとなりました。 しかし、被災地でボランティア活動を展開していくに当たっては、大勢のボランティアと被災地からの多種多様な活動要請をどのように結びつけるか、また、行政、ボランティア団体、企業等相互間の情報交換や連携をいかに図っていくかの課題が浮き彫りになりました。
そこで、本県では、今後の災害時のボランティア活動の円滑かつ効果的な展開を目指すための組織体制づくりなどについて、昨年3月に「災害ボランティア活動マニュアル」としてまとめました。
このハンドブックでは、そのマニュアルに沿って、福井県における災害時のボランティア受入体制について説明するとともに、災害ボランティアとして活動する場合の注意事項等を整理しています。
これをお読みになった方が、福井県災害時ボランティア登録制度に加入していただくことにより、一人でも多くの方が被災地の方々を支える仲間の輪に入っていただけるよう願ってやみません。
平成12年3月
福井県 |