■2015年4月17日(金)−5月31日(日)
ゴーギャンとポン=タヴァンの画家たち
−フランス・ブルターニュの光−
Gauguin et l'ecole de Pont-Aven
左:ポール・ゴーギャン《2人のブルターニュ女性のいる風景》1888年 油彩、カンヴァス 91x72cm
右:ポール・ゴーギャン《2人の子供》1889年頃 油彩、カンヴァス 46x60cm
上記2点ともニイ・カールスベルグ・グリプトテク美術館 Ny Carlsberg Glyptotek,Copenhagen所蔵
1886年の夏、ポール・ゴーギャン(1848-1903)は、最終回となった第8回印象派展への出品を終えると、フランス・ブルターニュ地方の小村ポン=タヴァンへと向かいました。変化に富んだ明るい光にあふれ、古く独特な伝統文化が色濃いこの土地に魅せられて、村にはすでに多くの画家たちが集っていました。若々しいエネルギーに満ちた芸術の冒険が、今始まろうとしていたのです。彼らは、後に「ポン・タヴァン派」と呼ばれ、大きな反響を巻き起こしながら、20世紀の美術を切り開きました。本展では、印象派を超える新たな絵画を求めた、巨匠ゴーギャンとポン・タヴァン派の芸術を紹介します。
フランスのカンぺール美術館、ブレスト美術館、デンマークのニイ・カールスベルグ・グリプトテク美術館等から、ゴーギャン12点を含む、エミール・ベルナール、ポール・セリュジエ、モーリス・ドニなど全約70点を展示します。
また日本国内を代表するゴーギャン作品である《アリスカンの並木路、アルル》(東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館蔵)も特別公開されます。
■2015年7月3日(金)−8月30日(日)
古代エジプト美術の世界
‐魔術と神秘‐
上:「マミーボード」(ミイラに被せられた木製の蓋)エジプト第3中間期(1080−664 BC)
左:「授乳する女王あるいは女神の彫像」エジプト第3中間期、第25王朝〜エジプト末期王朝、第26王朝(775−525 BC)
右:「ハスの花の香りを嗅ぐ女性を描いたレリーフ」 エジプト中王国、第11王朝(2134−1994 BC)
上記3点:(c) Fondation Gandur pour l'Art, Geneva, Switzerland. Photographer: Sandra Pointet ガンドゥール美術財団蔵
世界屈指の古代エジプト美術コレクションで知られるスイスのガンドゥール美術財団の全面協力のもと、「ヒエログリフの魔術」「素材の魔術」「色の魔術」をキーワードに、古代エジプト美術の魅力的で象徴的な特徴に注目しながら魔術と神秘の扉を開きます。
約150点に及ぶ出品作品はすべて日本初公開!
■2015年12月5日(土)−2016年1月17日(日)
テーマ展
戦後 福井の美術―前衛に生きた人々―
右:小野忠弘「アッサンブラージュ」 福井県立美術館蔵
左:土田ヒロミ「新・砂を数える「横浜」」 福井県立美術館蔵
戦後から70年、福井の美術が辿った軌跡を紹介します。
※本展では、NHK「日曜美術館」放送40周年記念キャンペーンの一環として、当館所蔵の小野忠弘「アッサンブラージュ」を展示し、会場で1993年放送「日曜美術館 激情と寂寥と 日本画の風雲児・横山操」のダイジェスト映像を流しています。
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